最高だったよ
いつまでも過去の感動にに浸っているわけにはいかない。冷静に分析して、教訓を引き出さねば。
自分の講座では、やはり時間配分が問題。主張はシンプルなのだが、それに至るまでの流れの無駄が目立つ。そのあたり、正寿さんは実に無駄がなかった。
有田先生の話は、これまで聞いたものとだいぶ重なる。しかし、なぜか新鮮。語り口が絶妙なことと、構成力が抜群だ。当たり前か。これまで数百という講演をこなしている教育界の至宝である。
それにしても、感心するのは聴衆を飽きさせないユーモアとシリアスのバランスが絶妙だ。岩下先生の言うところのインプットとアウトプットのバランスと重なる部分がある。授業でも同じだ。緊張と弛緩。そのバランスだ。
ライフヒストリーインタビューでは、光栄にもインタビュアーを務めさせていただいた。有田先生の少年時代の話や、ネタ開発を始めたきっかけなど、著書やこれまでの講演では分からなかった話を引き出すことができ、それなりに満足した。しかし、つっこみは不十分だった。もっと引き出せたに違いない。時間がもっと欲しかった。よくテレビでインタビューをする映像を見るが、あれはライブではない。編集をしているのだ。それほどインタビューは難しいことなのだと改めて認識した。
久々に有田先生の話を聞き、生の姿を見て、大いに学んだ。正確な資料収集、ひたすら学ぶ姿勢、場を和ます笑顔。
講座の中での「笑う人は人間性が高い。」という一言。この言葉は私にとって重要な意味を持つ。自分のやっている「お笑い」は決してキワモノではないことを確信した。「1時間に一度も笑いがない授業をした先生は逮捕する、という条文を指導要領に入れたい。」とは、有田先生の有名な言葉だ。ぜひ、逮捕してほしい。はははは。
有田先生には是非長生きしてもらって、国民栄誉賞をいただいてほしい。>と、御礼のお手紙にも書いておいた(笑)。
| 固定リンク
« 余韻に浸っていて… | トップページ | 発問 »
「教師力UP」カテゴリの記事
- 「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術」発刊!(2016.02.18)
- 売れてきています(2015.03.29)
- 有田先生のこと(2014.05.17)
- 野中先生をお招きして(2014.02.08)
- 東北青年塾(2013.08.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント