戦争体験を集める
毎回6年生の歴史で太平洋戦争を扱う時に、いろいろ悩む。反戦の気持ちをもたせるのはもちろん、そこを深く深くしたい。しかし、反面、戦争がなくならない事実も見つめさせたい。なぜ戦争が起こるのかという論理。
悩んだ末に、今回は戦争体験をできるだけ多く集め、その当時を生きた人々の生の声から戦争の悲惨さを少しでも味わわせることにした。
原爆、空襲、沖縄戦、特攻隊、疎開、配給…。
当時を生きた人々の思いに触れ、少しは感じられたように思う。
明日は調べたことを互いに発表し合う。想いを共有化するのだ。
しかし、中国での日本軍の蛮行や原爆の是非、ソ連の侵攻での北方領土問題など歴史になっていないもの、未だに両国間で見解の相違があるものがある。ここをどう教えるのか、教える自分自身のバイアスがかからないようにしなければならない。
あの戦争はまだ歴史になっていないと思うからだ。
戦勝国による戦後世界の枠組みなどはどう教えていいのかわからない。本当にわからない。
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