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2011年9月

2011年9月29日 (木)

自然にそうなった

今日、ふと思ったこと。

いい授業って、「先生の言うとおりにやっていたら、自然に力がついていた。」「そう言われてみると、確かにそうだ。」と、いつの間にか流れに乗っかって、目標を達成できるものではないだろうか。

手法は何でもいい。

法則化だろうと、問題解決だろうと、学び合いだろうと、ワークショップだろうと…。

無理強いされる感覚がなく、自然にそうなっていた。

そんな感覚で力がついていく。

 

そういう授業はなかなかできないけど、これまで年に何回か、子供がそういう感じで学んでいく姿を見ることができた。

そのエッセンスを見出し、積み重ねていけば、私の一つの授業スタイルとして確立できる。そんな思いをもった。

難しいことではあるが、自分の目標が定まってきた感じがする。

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2011年9月26日 (月)

音楽のチカラ

昨日、当石巻市で音楽祭がありました。こちらです。

仙台の定禅寺ジャズフェスティバルのミニ版みたいなもんです。

うちのカミさんと娘も出るので見に行きました。

 

震災もあり、今年はどうなっているんだろうなあと思っていたら、

駅前の広場では、多くの出店もあり結構人手も多く、予想以上に盛り上がっていました。

中には、震災で亡くなったメンバーの写真と楽器を並べて演奏しているバンドもありました。前回よりも、なんだか観客と演奏者の一体感が強かったように思えるのは私だけではなかったと思います。

何だか涙が出てきそう。

みんな乗り越えようとしているんだなあ。

音楽は、そういう気持ちを後押ししてくれる。

 

どうだい。

被災地、石巻の底力だぜい。

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2011年9月24日 (土)

会いたい人には会っておこう

昨日、大学時代のサークルの仲間で集まりました。「オクトーバーフェスト仙台」というイベントに合わせて、ということらしいです。

日程的には厳しかったんですが、何とか調整して参加しました。

仙台在住の女子は何度か集まっていたらしいですが、枠を広げて、ということで多くのメンバーに声がかけられたという次第です。

卒業以来初めて会うやつもいて、大いに盛り上がりました。

何が懐かしいかって、呼び捨てにされること。

「え~!J!久しぶり~!」とかってね。

全然変わっていないのから、容姿が大きく変化しているのも(笑)。まあ、私もそうですけど。でも、声や話し方は変わらない。

教育大ですので、教頭になっていたり、指導主事になっていたり、行政の方に出向していたり。みんなそれぞれ要職についています。現場にいる方が少なかったかも。

「J,朝日新聞に載ってたよね。すご~い!」

と、何人かに言われました。友達にほめられるのって何か照れくさい。

 

やっぱり行っておいてよかったです。

震災以来、「会いたい人には会えるうちに会っておこう」と思うようになりました。「そのうちに」って言っているうちに会えなくなるかもしれません。

「じゃ、また声かけるからね!」

そうだね。また会いましょう。

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2011年9月20日 (火)

うつ?

とある人に「鬱になっていない?」と言われて、はっとした。

 

ん~どうなんだろう。

鬱というか、もやもやがずっと続いているのは確か。

 

鬱になっているのは自分では気づかないことが多いそうで…。

毎日、おもしろくないし、

今日も、「ああ行きたくないなあ」と思ってたし、

「何やってんだろうなあ。」と思ってたし。

 

ここには書けないけど、分析はできていますよ。自分の沈んでいる気持ちの理由。

 

環境を変えないとなあ。

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2011年9月15日 (木)

後輩を育てる

教育実習生が来ています。9月5日から4週間。そろそろ2週目が終わりそうです。

授業も何時間か行っています。何回か見に行きました。

授業についてコメントを求められるので、ちょこっとだけ話します。

あんまりたくさん話しません。いっぱい話しても消化不良になるのは目に見えているので。

「水が飲みたい」という状況じゃないと、その水のおいしさはわかりません。必要な状況じゃないと、その有効性は分からないです。

「いろいろな人がいろいろなことを助言してくれるだろうけど、それを全部やるのは無理。しかも、矛盾することもあるからね。自分でいいと思ったことだけやってみるといいよ。あと、本はたくさん読もうね。」

同僚になった初任の人には必ずこう言います。今回も、そう言いました。

 

自分の力量を高めるのはもちろんですけど、後輩を育てるのも自分の役割。そういう歳になりました。

いいバトンを渡せるように、あと2週間、ちょっとだけ、しかも大事なことを伝えていきたいです。

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2011年9月12日 (月)

会いたい人に会える幸せ

昨日は東北福祉大に行きました。久々のレポート研究会です。

余裕をもって着くはずが、三陸道の思いがけない渋滞でぎりぎりになってしまいました。いつもは、電車で行くのですが、仙石線は復旧のめどすら立っていないので車だったからです。

久々に会う仲間たち。

上條さん、あべさん、えんやすさん。

あ~なんかホッとする。

自分が自分であることを思い出させてくれる。

会いたい人に会えて、本当にうれしかった。

1時から5時まで、研ぎ澄まされた時間を味わえました。

たぶん、脳みそが活性化してセンサーにかけたら真っ赤っかでしょう。

詳しい話は、上條さんから「これは、内緒で!」ときつく言われていたので(笑)、いずれそのうちに。はははは。

 

と、明けて今日。

教え子28号から、メール。

「今日、学校に行ってみてもいいですか?」

今年高校を卒業した子供だ。

勤務時間が終わるのを待って、速攻で近くのファミレスに。

あ~Sょっちゃん、Kな~。(全然伏字になってないか?)

二人とも学生。夏休みが震災のためずれて、9月の帰省になったとのこと。

震災の話やら、近況などごちゃごちゃと話す。

二人とも大人になっていたが、それはそれ。昔に戻って話すのはお約束。誰がどこでどうしてるとか、あの時こんなんだったとか、げらげら笑い合った。

それぞれ自分の進むべき道をしっかりと見据えている。成長したな。

わざわざ会いに来てくれる。このことがとんでもなくうれしい。

来年は20歳。飲むぞ~。

と固く約束して別れた。

 

あ~この2日間。会いたい人に会うことができました。うれしいったらありゃしない。

明日も、何とか頑張れるかな。

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2011年9月 9日 (金)

復興は遠く

もうじき震災から6カ月になる。

一時期、どんどん元に戻っていたのだが、ここ2カ月ぐらいぱったりと止まっている感じがする。

まだつかない信号もいくつかある。それがうちの通学路の重要な場所だからやっかいだ。震災以前の通学路になかなか戻せないでいる。

沿岸部は道路のがれきが片付けられたものの、一部はまだ。都市計画がはっきりしないものだから、家や商店も建てていいのやらだめなのやら、わからないから基礎だけがむき出しになった地域が山ほどある。

うちの学校はほぼ通常だが、体育館は全く使えない。行事の運営もままならない。放送設備もまだ。電話のたびに取り次ぎに校舎内を歩き回る始末。避難民もまだいる。ここ数カ月ほとんど減っていない。20名弱の方が校舎に住んでいる。

行政も大変なのはよくわかっている。

しかし、この閉塞感、イライラ感も日増しに高まってきている。いやな感じだ。みんながみんなを思いやる気持ちも減退しているように思える。みんな自分の生活が大切になってきている。

支援イベントも数々行われている。有り難いことだ。本当に頭が下がる。これは本心だ。

だが、私は行く気にはなれない。そこまでする活力がない。自分の家も修復できていないのに。

 

9・11から10年。あの日、私は朝にニュースで知った。遠い地だったが、家族をなくした方に思いを馳せた。理不尽なことで大事な人を失くした事実は受け入れがたいことだったろう。と、うわべだけの共感をしていた。

だが、今はその気持ちをより深く共感できるようになった。

経験は人の感性を鋭く、そして深くしてくれる。

それは人生においてプラスでもマイナスでも、ある意味重要なのだと思う。

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2011年9月 6日 (火)

ふと思い出す

今日の帰りでのこと。

玄関を出た時に、校庭では野球のスポ少が練習をしていた。

「はい!」「次行くぞ!」

「あ~いいぞ!OK!」

と元気のいい声が飛び交う。

空は秋。

 

ふと、思い出した。こんな風景。

「そこのスタートが遅いんだって!」

「よ~し!今のダッシュはいいぞ!ばっちり合ってた!」

昔、こんな時期は陸上の練習に明け暮れていた。

校庭の白線が見えなくなるまで、子供たちと大会に向けて練習していた時期だった。

あれは、何年前のことだったろう。

当時は練習が終わると、5時、6時。その後、自分の仕事をする。学校を出るのは8時とか、9時とか。

大変だったけど、いやだなんて思わなかった。むしろ充実していた。

あの頃の自分はいない。熱くなって、がむしゃらに取り組んでいた頃の。

時代は変わって、今や学校で何かのスポーツの大会に出ることはない。全て社会体育(クラブやスポーツ少年団)だけだ。

おもしろかったよな。

今は

そういう役割もなく、担任でもない。

自分はいったいどこに向かっているんだろう。

 

「さようなら!」

と、野球の子供たちが帽子をとって私に大声で挨拶をする。

その声に、はっとして

『さようなら!がんばれよ!』

と返す。

 

秋になりかけていた夕方の風景に、自分の人生のことを一瞬で振り返させられた。

 

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2011年9月 5日 (月)

佐藤正寿先生の著書

今日、昇降口の掃除を終えて職員室に戻ってみたら、封書が机の上に。

おやおや?

差出人は「岩手県奥州市 佐藤正寿」とありました。

おおー!サトマサさんだ。

最新刊をご贈呈していただいたのでした。

「スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」(明治図書)です。

正寿さんの社会科実践の集大成と言えるのではないか、という本です。

 

正寿さんとはかれこれ6年ぐらいのお付き合い。

東北青年塾を一緒に立ち上げた方です。

とは言うものの、私とは比べ物にならないぐらい数々のすばらしい実践を積み上げていらっしゃる方です。これまでも、数々の著作を出しています。

 

実に読みやすい、しかもためになる本ですのでいろいろな人に広めたいと思います。

みなさんも是非読んでみてください。

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2011年9月 1日 (木)

広島でりんご?

5年生の社会科です。単元の配列が変わったのと震災でのカリキュラム変更で、今、日本の農業について学習しています。

帝国書院の統計資料から、都道府県ごとの農産物の生産量について読み取ります。

扱うのは、米、みかん、リンゴ、です。

気候による生産量の違いがはっきりと表れているからです。

米は東北に多い。しかも全国で作られている。

みかんは南の方が多い。しかし、沖縄では作られていない。

リンゴは北の方に多い。

ここから、農産物には適した気候があるということを読み取りました。

今日の注目点は、

「南の方にあるにもかかわらず、広島でリンゴを生産しているのはなぜか?」

ということです。

そうなんです。広島でリンゴを作っているんですよ。

おかしいですよね。だって、リンゴは気温が低い方がいいんです。

子供たちの考えは

「風が吹いて涼しいのかもしれない。」

「ビニールハウスで冷房をしているのかも。」

「出荷時期をずらしているのでは。」

「気温が低いところがあるのかもしれない。」

よく考えていますね。

最後の意見がかなり近い。

『広島に気温が低いところがあるのです。どこでしょう?』

「えっ?海沿い?」

「あ、山だ、山。」

気づきました。

そうなんです。中国山地に近いところではリンゴを生産しているのです。

『高野というところで作っています。ここでは5月でも雪が降ることがあるそうです。』

と説明。子供たちはへぇ~と感心していました。

『それだけでなく、ここでリンゴを作りたいという人々の熱意と工夫があったのでリンゴが生産されるようになったんですね。』

 

このネタは3年ほど前に作りました。

実際に高野のリンゴ農家の方に電話して調べたものです。

本当は、子供たちに調べてほしかったですけどね。配当時間の都合と、時間の融通が利かない教科専科としてはここまでが精一杯。

でも、子供たちはおもしろがってくれたのでよかったです。

意外性のあるネタはおもしろい。社会科の醍醐味です。

 

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