小学校教諭が提訴
昨日のニュースで、小学校教諭が保護者を提訴したということを知りました。
最初は「へ~、ついに来たか!学校だって黙っちゃいないぜ!」と思ったものの、次第に「ん~これって真実はどうなんだろう。」と思い始めました。何せマスコミ。最初からシナリオを作って報道しますからね。これまでと違う図式の事件に飛びついているだけかもしれません。
最近の保護者の、保護者としての意識レベルの低下は言うまでもありません。ニュースの保護者の方が、どういう方かは実際のところ会ってみなければわかりませんが、文科省や警察に訴えている時点で常軌を逸脱しているのは明らか。
でもまあ、そうなる前に打つ手はたくさんあったでしょうねえ。
たぶん、この記事に対する現役教師の反応は賛否両論でしょう。そのわかれ道はどれだけ修羅場をくぐっているか、だと思います。本当に理不尽なことにたくさん出会っている教師は応援するでしょう。それに対し、これまで何とか対応してきて円満に解決してきた教師は否定的でしょう。その温度差は仕方ないです。
この件については、もう少し静観すべきではないかと思います。いずれ、学校の対応についても明らかになるでしょう。
ただ、これで、学校現場が理不尽な保護者によって相当疲弊しているのだと知らしめたことは大きいと感じています。マスコミの教員バッシングキャンペーンも沈静化するといいです。
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コメント
JJさん、こんにちは。
山口県の中村健一です。
お久しぶりです。覚えていただいてますか?
JJさんのブログへのコメントは、多分、初めてだと思います。
以下の文(下に貼り付けました)、その通りだと思いました。
それと同時に、どれだけ理不尽なことに出会った同僚に共感してきたかだと思います。
先生たちは、誠実です。一生懸命です。少なくとも私が一緒に働いてきた仲間はそうです。
その仲間が理不尽な要求に苦しむ姿を見続けてきました。
温度差は仕方ないですね。でも・・・、という気持ちです。
中村 健一
たぶん、この記事に対する現役教師の反応は賛否両論でしょう。そのわかれ道はどれだけ修羅場をくぐっているか、だと思います。本当に理不尽なことにたくさん出会っている教師は応援するでしょう。それに対し、これまで何とか対応してきて円満に解決してきた教師は否定的でしょう。その温度差は仕方ないです。
投稿: 中村ケニチ | 2011年1月20日 (木) 21時02分
中村ケニチさん、お久しぶりです!いつぞやのネットワーク集会のエレベーターの中で声をかけていただいて以来ですね。悪の温床のブログへの初コメントありがとうございます(笑)。
あ、失礼。ここからは真面目に。
言い表現が見つかりませんが、たぶん、温度差というか立ち位置なのかもしれません。見極め、あきらめの違いと言ってもいいかな。言い方が乱暴かもしれませんが、何とかできる力量があるのかないのかの違いかもしれません。
提訴した先生は、きっと自分の力ではもうどうしようもないと判断したのでしょう。悩んで悩んでやりきれない…と思ったのかも。
でも、これでクラスが良くなるのか、その子供との関係はどうなるのか、と考えれば、それはやっぱりバツだろうなあ。
そこら辺が難しいです。
ケニチさんとは、ぜひ一緒に飲んでじっくりお話したいと思ってます。何かの機会にご一緒できたらうれしいです。ではでは。
投稿: JJ | 2011年1月21日 (金) 20時19分