子供の考えってすごい
5年生で情報の学習をしています。
今日は前回に引き続き、情報ネットワークを生活の中にどう生かしているのかという内容です。
例えば、コンビニ。
会計のときに「ピッ」とバーコードを読み取ってますよね。子供たちの中には、あれは値段を読み取っているだけと思っている子がいます。
でもそれだけじゃない。何を買ったのか、ということを店内のコンピュータに転送し、さらに本部のコンピュータに転送し商品管理をしているんですね。
例えば医療。
光ファイバーでハイビジョンの映像を専門の病院に送り、手術のアドバイスを受ける。
遠く離れた場所でも、ネットワークのおかげで最先端の医療を受けられる。
というようなことを調べていました。
そんな中、資料集にある「福祉にネットワークを活用する」という内容を調べた子供が、ノートにこんなことを書いていました。
「情報ネットワークを使って一人暮らしのお年寄りがちゃんと生活しているとかを知ることができたら、(ニュースで報道されているような)孤独死とか行方不明とかなくなると思う。」
5年生でもちゃんと現代の問題について考えているんですね。
それから、もうカミングアウトしちゃいますが、今、6年生は第2次世界大戦の学習の終盤に差し掛かりました。(私にとってはいつものことです。歴史学習が2学期いっぱいかかるのは。ごめんなさい。)
ある子のノートに、
「この戦争は日本が仕掛けていったの?じゃ、日本が悪いってこと?」
という趣旨の内容が書かれていました。(本物はもっと長文)
まさに、戦後の世界の枠組みを決めてしまったあの戦争について疑問を投げかけています。
ここまでは正直期待していなかった。
5年生のクラスにしても6年生のクラスにしても、ごくごく少数の子供ではありますがこんな考えをもっていることに感銘を受けました。
子供ってすごい。考えがストレート。
これからの授業のあり方を考え直していこう。やっぱり、すべての学習の内容は、「今」に結び付けていかないと。
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