オリンピックはいい教材
6年生の社会。今日は戦後の日本。
1945敗戦→1964東京オリンピック開催。
この間に何があったか。今日の授業はここ。
『これまでオリンピックを開催した都市をあげましょう。』
「北京」「バンクーバー」「長野」「シドニー」などなどを出してきました。
『さて、オリンピックはどんなところでも開催できますか?』
一瞬「?」となる子供たち。
『例えば、イラクで開催できますか?』
「無理」「できないでしょ」
『じゃあ、北朝鮮は?』
「あ~だめだ」
「あ、そうか平和な国」「安全なところ」
というところで子供の発言をもとに整理すると
○平和・安全なところ
○産業が発達しているところ
○交通が発達しているところ
○国民の熱意があるところ
となりました。
『じゃ、日本は1964年にこうなっていたということですね。』
「あ~そうか。」「他の国とも仲良くなった?」
ということで、敗戦から東京オリンピックまで何があったか調べる。
すると、日本国憲法やらサンフランシスコ平和条約やらがあるわけです。
先ほど出したオリンピックの開催条件に当てはめてみます。
○平和・安全なところ→平和憲法の制定。平和条約の締結。国交の回復。
○産業が発達しているところ→経済の発展。朝鮮戦争で景気向上。
○交通が発達しているところ→新幹線や首都高の整備
○国民の熱意があるところ→国民の生活向上。
と整理されます。
オリンピックの開催が日本の戦後復興の象徴であったことがわかります。
わずか20年で世界が驚く復興を成し遂げたわけです。
ん~いい教材ですね。
ちなみに東京オリンピックの最終聖火ランナーは、8月6日に広島で生まれた方が務めました。そのことも日本のなんらかの主張を感じますね。
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