最高のビール
おとといの金曜日、宮城県社会科教育研究大会石巻大会が終了しました。
今回、私は事務局として企画・運営に携わってきました。
これまで何度か県大会に参加してきて、「こうした方がいいよね。」と思ってきたことをいくつか改善しようと考えて、準備を進めてきました。
今回、これまでとは違う新しいことをいくつか取り入れました。
① 参加費をただにする。
これまでは、一人1000円程度の参加費をとっていました。公開研究会ではないし、どこかの教育団体のセミナーでもないし、予算は県の社会科部会から結構な額が来るし、だったら参加しやすいようにと思い、何とか工面しました。研究紀要を印刷屋さんに頼まず自前で印刷したり、袋は市からもらったり、結果、参加費0円が実現できました。
② 検討会は少人数での話し合いを。
最近のセミナーや校内研究でもワークショップ的に話し合いを持つことが多くなってきました。でも、巷の公開研究会や県大会ではまだ。参加者が傍観者にならないように、授業の検討会では少人数(3~5人)での話し合いの時間を設けました。これによって、実に熱心な討議が行われました。事後のアンケートでも、この点を評価する人が多かったです。
③ 授業の準備はみんなで。
県大会の授業の場合、実行委員が同じ学校ではないのでどうしても指導案は授業者に任せてしまう傾向にありました。でも、それでは質の高い授業、研究会の意図を反映した授業にはなりません。そこで、指導案を書く前に実行委員会で授業をゼロから作る、という試みをしました。授業者の負担も減り、結果当日は「みんながかかわっている」という意識で授業を見つめることができ、また、(授業者は社会科を得意としていないにもかかわらず)授業自体も質の高いものになりました。
④ 研究概要は文章ではなく図で。
綿密に練られた研究概要。長々と文章が続いている。そんな研究紀要をよく見ませんか?読む気をそぐような、大量の文章。私はだめです。そこで、今回は図で表しました。見開き2ページにまとめました。これも「わかりやすい」と好評でした。
と、いろいろやりました。これも、わたしの提案に賛同して協力してくれた実行委員の先生方、仲間たちがいたからです。本当にありがたいです。そういう面で石巻の社会科部会は実に充実している。だって、夜の慰労会も大盛り上がりでしたからね!!
乾杯のときのビールは最高にうまかったです。この一杯のために1年半がんばってきたと言っても過言ではありません。
大会当日の詳細については後ほど。
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