選択型学習問題
さて、ようやく全国大会の話にこぎつけました。ここ1週間、いろいろあり過ぎましたので…。
私が授業を見てきたのは、徳島市立国府小学校。6年生です。題材は「裁判員制度」です。
おっチャレンジャーと思ったのですが、そんな杞憂は一気に吹き飛ばされました。
子供がとにかくすごい。よく鍛えられている。がんがん発言する。下調べもすごい。
でもね。
ここまで討論が活発なのは学習問題のよさだと感じました。
「裁判員制度はこのままで定着するだろうか。」というものです。私が、ここ数年取り組んでいる選択型です。
選択型のよさは、知識の程度にかかわらず、とりあえずどちらかを選ばざるを得ない、そしてなぜ選んだのか自分の考えを出さなきゃならない。全員を巻き込めます。
国府小学校の場合は、事前の知識がしっかりと定着されていたので討論が盛り上がりました。(もちろん、話し合う土壌、雰囲気が醸成されていたことは言うまでもありません。)
定着する派、定着しない派、それぞれに根拠があり、討論を続けていく中で問題点が浮かび上がる。
そこで絶妙の発問。
「続けていくには、どう解決していけばいいのか。」
ここで、定着しない派の子供たちも続けていくためにどうすればいいのか意見を述べ始めました。たぶん、ここがこの授業のキモ。
しかしながら、時間切れ。惜しいなあ。
けれども、たぶんこの子供たちはこの後も解決策を模索したくてたまらないんだろうな。そんな顔をしていました。
う~ん。これだけの子供たちを育てるまでにどんなことをしたんだろう。本時授業よりもそっちの方が気になってました。
その辺は時間もチャンスもなくて聞けなかった…。残念。
でも、自分が推奨してきた『選択型』が全国大会でも実践されていることに安心しました。あ、方向としては間違ってなかったな。ってね。
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