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2010年11月

2010年11月30日 (火)

原点にもどってペア学習

今日は5年生も6年生もペア学習を行いました。

考えてみれば、自分の中ではペア学習は子供同士の関わり合いの最も小さい単位。なのですが、今年はきちんとやってなかった。自分だけ、段階を省略してもっと多くの子供と関われるようにとフリートークや学び合いもどきをやっていました。

だから、子供自身が勝手にかかわりあう子供を決めていました。仲良しとか、頭のいい子とか。

学び合う集団を作る上で、誰とでもいっしょに活動できる子供を育てることは重要です。

という反省を踏まえて、原点にもどってペア学習を改めてやりました。

伝えあう→質問する、というシンプルなもの。

組み合わせによっては人間関係に問題がある場合もあるでしょう。ですから、やる前に一言。

「これから将来、いろいろな人と一緒に勉強したり、部活をやったり、仕事をしたりするでしょう。その中には、自分と気が合わない人も当然います。気が合わないからといって、やらないというわけにはいきません。目標の達成のためには、どんな人とでも協力してやっていかねばなりません。ですから、みんなには誰とでも協力してやっていけるような人間になってほしい、と願うのです。そういう理由でペア学習を行います。」

真剣に聞いてはいましたが、心の底から納得したかどうかはわかりません。

でも、繰り返していくうちに体感してくれるでしょう。

改めての一歩。となるでしょう。子供も、私も。

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2010年11月29日 (月)

すっきりさわやか

今日は月曜日。授業がない日です。県大会も終わりちょっと時間ができたので、懸案事項だった視聴覚室の机撤去作業を行いました。

視聴覚室には、アナライザーを備えた机たちが鎮座しています。若い人たちは知らないでしょうね。アナライザー。宇宙戦艦ヤマトのロボットと同じ名前ですが、あんな複雑なものじゃない。1~5までのボタンがあって、子供が押すと教師用机のマシンに誰が何番を押したかわかるというもの。私は1回も使ったことがありません。もちろん、他の先生も使ってません。

どうせ使わないんだったら、撤去して多目的室に変身させようと思いました。校長にも市教委にもOKをもらったので、暇になったらやろうと思っていたのですがなかなか時間が取れず、今日ようやく始めました。

机1台について10分ほどで取り外せました。固定のためのボルトが床に残っていて、これをはずすのに手間がかかりそう。全く抜けないので現在思案中です。

はずした机は、社会科部屋と児童会室で使います。

社会科部屋はアイランド型の配置でしたが、机の数が少なくて子供一人当たりの面積が少なかったので、この際だから全面入れ替えしようかなと思っています。

それにしても、撤去するとすっきりさわやか。

時間のあるうちに校舎内の環境整備に努めます。だって、学習するうえで環境って大事ですからね。

 

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2010年11月28日 (日)

うまくいっている学級は

昨日は、東北福祉大の上條先生主宰のレポート研究会に行ってきました。

毎回、脳みそが研ぎ澄まされる時間を過ごさせていただいています。単にレポートの書き方を学ぶだけでなく、よい授業のあり方を模索する時間になっています。

レポート研究会の後は懇親会。メンバーの中嶋さんの学校の近くで飲みました。料理がおいしかった。飲み会でもコアな話が連続。

早い時間に飲み始めたので、9時前に散会。

どうしようかなっ、と思ってしばらく会ってなかった元同僚に連絡。すぐに来てくれました。ありがたい。こうやって会いに来てくれる仲間は実に貴重です。

駅構内のお店で二人で旧交を温めました。

一緒に勤めていたときから学級づくりが上手だった彼の、最近のクラスの様子を聞きました。すると、今の学級の子供たちと朝に(7:45からと言っていた。)体育館で遊んでいる、との話が。

一緒に遊んでいると子供たちのいろんな様子が見える。人間関係がはっきり見えるからですね。そして、みんな仲良くなれる。

彼の場合、朝の遊びの中で子供とのコミュニケーションをとっているんですね。(もちろん、他の時間にもそうしているでしょうけど。)

 

話を聞きながら思ったのは、うまくいっている学級は教師と子供、子供と子供のコミュニケーションが多いんだろうな、ということ。

振り返ってみれば、学級づくりがうまい先生は子供とのコミュニケーションがうまい。

私の場合は、授業の中でコミュニケーションをとっていたなあ。いじったり、ボケたり、ほめたり。

そういう時間が学級づくりにはとても大切なんでしょうね。

最終電車の時間になったので、店を出て改札へ。

そこでも彼は改札まで見送ってくれました。こんなところでも彼の人柄が垣間見えます。些細なことですが、こういうことを普通にできるところ。ここに子供は惹かれるのでしょうね。

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2010年11月27日 (土)

評価基準は伸びたか伸びていないか(訂正とお詫び)

11月23日付の記事、「評価基準は伸びたか伸びていないか」で、

この言葉を土作彰さんが言った、と書きましたが、

正しくは俵原正仁さんの言葉でした。

両氏にお詫びするとともに、このブログの読者の皆様にもお詫びして訂正します。

大変申し訳ありませんでした。

教育界では、誰が何を言ったのかということは非常に重要なことです。決して軽んじているわけではありません。確認を怠ってしまったのが私のミスです。

重ね重ねお詫びいたします。

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2010年11月26日 (金)

学級づくりパワーアップセミナーIN仙台

富山フューチャードリーム・学級づくりパワーアップセミナーが仙台で行われます。

12月11日(土)10:00~16:50東京エレクトローンホール宮城(宮城県民会館)です。

講師陣がすごい!

講師:野口 晃男(盛岡大学非常勤講師)
講師:赤坂 真二(上越教育大学教職大学院准教授)
講師:八巻 寛治(仙台市立沖野東小学校)

ですよ!

この皆さんの講座は全部参加したことがあるのですが、どの方もお話が上手で飽きさせません。すんごく勉強になりますよ!

この時期は担任の先生は通信表作成だと思いますが、そんなものほうっておいても参加する意義があるセミナーです。絶対損はない!

ぜひぜひ、ご参加ください。私も参加します。>詳しくはこちら

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2010年11月25日 (木)

選択型学習問題

さて、ようやく全国大会の話にこぎつけました。ここ1週間、いろいろあり過ぎましたので…。

私が授業を見てきたのは、徳島市立国府小学校。6年生です。題材は「裁判員制度」です。

おっチャレンジャーと思ったのですが、そんな杞憂は一気に吹き飛ばされました。

子供がとにかくすごい。よく鍛えられている。がんがん発言する。下調べもすごい。

でもね。

ここまで討論が活発なのは学習問題のよさだと感じました。

「裁判員制度はこのままで定着するだろうか。」というものです。私が、ここ数年取り組んでいる選択型です。

選択型のよさは、知識の程度にかかわらず、とりあえずどちらかを選ばざるを得ない、そしてなぜ選んだのか自分の考えを出さなきゃならない。全員を巻き込めます。

国府小学校の場合は、事前の知識がしっかりと定着されていたので討論が盛り上がりました。(もちろん、話し合う土壌、雰囲気が醸成されていたことは言うまでもありません。)

定着する派、定着しない派、それぞれに根拠があり、討論を続けていく中で問題点が浮かび上がる。

そこで絶妙の発問。

「続けていくには、どう解決していけばいいのか。」

ここで、定着しない派の子供たちも続けていくためにどうすればいいのか意見を述べ始めました。たぶん、ここがこの授業のキモ。

しかしながら、時間切れ。惜しいなあ。

けれども、たぶんこの子供たちはこの後も解決策を模索したくてたまらないんだろうな。そんな顔をしていました。

う~ん。これだけの子供たちを育てるまでにどんなことをしたんだろう。本時授業よりもそっちの方が気になってました。

その辺は時間もチャンスもなくて聞けなかった…。残念。

でも、自分が推奨してきた『選択型』が全国大会でも実践されていることに安心しました。あ、方向としては間違ってなかったな。ってね。

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2010年11月24日 (水)

会いたい人に会える幸せ その2

いろいろな人に会えたこの1週間。

トリは赤坂真二さんです。

本日、わが石巻にやってきてくださいました。

東部地区の学力向上事業の一環である研修会の講師です。今年転勤したので、その研修会には参加しない私。

でも、せっかく来るのに会わないのはもったいない。帰るときに石巻駅で会えるように、勤務時間終了直後に出かけていきました。

駅で再会。相変わらずの感じで会えるのはありがたい。

たかだか30分ほどの会話でしたが、十分濃密です。いやいや楽しかった。近況やら、この間の京都セミナーのことやら、最近の教育界の話やら…。

何がうれしいって、「こうやって会いに来てくれる仲間がいるのがうれしい。」って言ってくれること。あの笑顔に魅了される。

ああ~講演、聞きたかったなあ~。残念至極。

 

そして、おまけ。

ホームに向かったときに、何と我が教え子28号に遭遇。現在高校1年生。私が最後にクラス担任だったあのすごい6年生の仲間の一人です。

3人でほんの少し会話。ホント、こんな偶然があろうとは。

「あ、JJ先生の教え子28号です。」と挨拶。はははは。

この子のことも心配していたところだったので、会えてよかった。

赤坂さんを見送った後、28号とも少し話しました。例によって、恋バナ…。おいおい、相変わらずだなあ…。

今日の出会いは、給食で、やった焼きそばだ!と思っていたところにカレーライスも付いてきた感じです。(そんなメニューはない。)

 

あ~なんかうれしい。今日は気持ちよく寝られそうです。

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模様替え

ふと昨日気が付いたら、このブログも10万アクセスでした。(10万の瞬間、見たかった~)皆様にご愛顧いただき感謝いたします。

で、せっかくなので(何が?)ブログのテンプレートを変えてみました。

今回のビードロ、結構気に入っています。きれいです。見ると、なんだか和めます。

皆さんにも和んでもらいたいです。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

くだらない記事が多いとは思いますが、ネットサーフィンをして疲れたころに見てくださいね。

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2010年11月23日 (火)

評価基準は伸びたか伸びていないか

京都のセミナーでの話。

奈良の土作さんが、このような話をされていた。

「評価基準は、伸びたか伸びていないか、である。」

子供を見るときに、ここを見る、ということだ。

ともすると、授業で「できたかできないか」にばかり目を奪われがちだが、できたできないはその瞬間の話。子供の総合的な力として成長があったのかなかったのか。そういう見方をすると、自分の教育哲学が求められるようになるのではないかと思う。

「どんな子供にしたいのか」

それを細かく、朝の挨拶から授業での発言、行動、給食の配膳に至るまで、具体的に理想の姿を想定し、その意義を考えて指導しなければならない。

例えば、授業開始の挨拶の意義を意識して指導しているだろうか。ただ、なんとなく挨拶をさせていないだろうか。

クラスの目標を掲げながら、それを実現するためにどんな指導が必要かを考えて、実践しているだろうか。

多くの教師はやっていないだろう。だから、子供が伸びない。

具体的な指導をしていないのに、育たないと嘆く。

 

常に子供の姿を観察し見逃さず、指導をする。有田先生の言葉に「授業は布石の連続である。」というものがある。これを今日の話に当てはめると「一日の指導は布石の連続である。」ということだ。

私はどうだろう?反省することしきりである。精進せねば。

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2010年11月22日 (月)

会いたい人に会える幸せ

今日は、宮城県登米市立豊里小・中学校の公開研究会でした。小中一貫校です。私は、地区の小中連携事業の研修の一環として、先進校視察ということで参加しました。

そこで、なんと岩手のサトマサさんに遭遇!

あれ~、なんで~?と思ったら…。

そういえば、サトマサさんの学校は小中併設の学校でした。そういうことか。

朝からずっといろいろと話しました。自分の近況やら共通の知人の近況やら。参観授業の話、公開研究会の運営の話、いやあ楽しかった。

思えば会ったのは1年ぶりぐらい。でも、お互いにブログを見ていたり、メールをしたりしていたので話は弾みました。

ここ数日、会いたい人に会えています。なんて幸せな私。

徳島・京都の旅の疲れも吹っ飛びました。>講演会でちょっと寝ちゃったけど(笑)。

相変わらず、サトマサさんは穏やかな笑顔で鋭いことを連発してくれる。おかげで脳みそが赤く染まっていました。いい刺激だらけです。

明日も休日返上でPTAの講演会があるのですが、これでなんとか頑張れそうです。

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2010年11月21日 (日)

圧巻

昨日の京都での「学級づくりパワーアップセミナー」は、実に濃密でした。

私にとって収穫は大きいものでした。

土作さんの哲学。

古川さんの発問分析。

俵原さんの子供とのかかわり方。

野口さんの信念。

中條さんのミニネタ。

大谷さんの「たいよう」。

志賀さんの温かさ。

そして、企画者の老月さんの情熱。

 

ここでは書きつくせないほど圧巻のセミナーでした。

 

多くのすぐれた実践者と会ってエネルギー充填120%!!

一参加者として臨みましたが、随所で話をふられて話すことができ、自分のもっているものを伝えられたのはうれしい誤算。

いいタイミングでこういうチャンスが巡ってきたことに感謝。

 

懇親会では、講師陣のみなさんとじっくり話す。

ネット上で知っているので、初めて一緒に飲んだのに昔から知っているような親密感もたまらない。心の距離がずっと近くなったように感じました。

そして帰りの飛行機中で、自分の拙さ、未熟さを噛みしめていました。まだまだ発展途上。これからだぞ!>自分。

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2010年11月19日 (金)

京都どすえ~

徳島大会終了後、京都にやって来ました。
徳島大会はいろいろ収穫がありました。何せ、自分がこれまでもやってきた選択型の学習問題での授業でしたから。
詳しくはのちほど。

明日は古川さんや土作さん、野口晃男さんのセミナーに行ってきまっせ。

今日のホテルはPCがないので長文はごめんなさいm(_ _)m。ではでは。

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2010年11月18日 (木)

徳島なう

徳島に来ています。前の記事でも書いたとおり、小学校全国社会科研究大会に参加するためです。

今日は、全小社研の理事会に出席。(県の会長の代理です。)

その後レセプション。要は飲み会ですね。

ここで他県の先生方といろいろ話しました。

とはいえ、参加されている方はほとんどが校長先生方と役員OB。かろうじて徳島大会の実行委員会の若手の先生がいる程度。平均年齢は50歳をはるかに超えているでしょう。

せっかく来たんだから、お歴々の方にも挨拶しちゃおう。片道8時間もかかったんだし、旅費も○万円ですからね。

北俊夫先生、安野功先生にご挨拶。多くの先生方が挨拶のために順番を待っている中、行くのは大変でしたが、何とか名刺交換し、ほんの少しだけお話。

あと、澤井調査官ともお話。ここでは、新指導要領&評価基準のことについて5分ぐらい話せました。

ざっくり言うと、今回の改訂はこれまで社会科を一生懸命やってきた先生には特に変化はない、ということ。

だから、「小学校ですから、社会科が得意でない先生もいます。そういう先生方に浸透させるのが…。」と言ったところ、

「いっしょに悩みましょう!」というご返事。なんとなく、ちょっとうれしかったかな。

 

明日は、授業&研究発表です。北先生のお話もあります。楽しみ~。

 

ところで、徳島の空港名、ご存知ですか?

「徳島あわおどり空港」っていうんですよ。へえ~。アピール度120%だなあ。

仙台も「仙台独眼竜空港」にしたら、来訪者が増えるのでは。>無責任。

ではでは。

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徳島へGO

今、徳島へ向かってます。
小学校社会科全国大会に参加するためです。
羽田空港でかなり時間があるので、ちょっとブログしました。
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もうすぐ搭乗です。20年ぶりの飛行機です。少しだけ緊張(^_^;)。

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2010年11月17日 (水)

2分間で共有化

いつもの授業で行っています。

それは、意見の共有化。

何のことはない。要は、授業中に「他の子は何を書いているのか。」ってことを知ること。これだけです。

でも、やり方はいろいろあります。

私がよく取り入れるのは、「ノート見学」と「フリートーク」。

「ノート見学」とは勝手に私が命名しているだけなのですが、これは北海道の石川晋さんに教えられたことです。

学習問題に対する自分の意見を書いた後、立って歩いて他の子のノートを見るだけ。

「それでは、ここからノート見学です。2分間、黙って他の人のノートを見学してください。」

2分間という時間は短いように思われるかもしれませんが、実はこれで十分。じっくり見ることができます。

このあとは、教師が何も言わなくても自分のノートに書きます。

ただ、ここは子供によって違いがあります。

自分の考えを修正する子。

自分の考えに書き足す子。

自分の考えを書けなかった子は、見たことを参考に書きます。

それなりに学習が成立します。

たった2分間ですが、子供にとっては大きい時間なのです。

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2010年11月16日 (火)

ニュース番組ができるまでスゴロク

5年生の情報の単元。最初は、テレビ番組の話。

「ニュース番組を作ります。何が必要ですか?(人も含む)」から始めます。

子供たちは自分の知識と教科書・資料集から書き出していきます。

アナウンサー・キャスター・カメラマン・ディレクター・プロデューサー・フロアマネージャー・スィッチャー・タイムキーパー…

スタジオ・カメラ・マイク・モニター・机・いす・セット…。

ものすごくたくさんあります。ここで、たくさんの人と物が必要だということに気づいていきます。

さらに、「この中で実際に画面に映る人は誰ですか。」と発問。教科書(東書)の絵を使います。

すると、わずかの人数。

ここで、ニュース番組を作るために映っている人以外にたくさんの人がかかわっていることに気づきます。

ここまでやってから「ニュース番組ができるまでスゴロクを作ります。」と投げかけ。

スゴロクのよさは

①時系列で仕事を整理できる。

②楽しんで学習ができる。  ですね。

実際、「スゴロクを作ります。」と言った瞬間、「やった!」という反応です。

かかわる人々や必要なモノを整理していたので、それもスゴロクに入れています。

完成したら、交換してやってみたり、一緒にやったりします。

ここで、足りないものや、不具合に気づきます。

こうやって完成度を高めていくのです。

おもしろいので、どの子も意欲的。しかも、内容を吟味できる。

お勧めです。

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2010年11月15日 (月)

超おすすめ!

超おすすめのセミナーです。東北在住の私ですが、運よく前日に徳島での小学校社会科全国大会に参加するので、足を延ばして参加します。

何といっても講師陣がすごい!楽しみ楽しみ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

学級づくりパワーアップセミナーin京都

【日時】 2010年 11月20日(土) 9:30~17:00  <受付9:00~>

【会場】京都アスニー(京都市生涯学習総合センター)<第2研修室B>
 http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/top.html

〒604-8401 京都市中京区丸太町七本松西入る1-1
     (TEL)075-802-3141  (FAX)075-821-5145

☆☆最寄り駅☆☆ <JR京都駅から>
・市バス206/約22分→千本丸太町、京都アスニー前下車、西へ徒歩400m
・JRバス/約20分→丸太町七本松下車

【定員】60名    【参加費】3800円 (当日、受付にて)

【申込み方法】
○ 右記の参加申込書の形式で、FAXまたはEメールで事務局へ送ってください。
<申込み・問合せ先>【事務局】「フューチャー・ドリーム~子どもサポート研究所~」

     〒939-2363 富山県富山市八尾町新田175-27
(TEL)076-454-2765、090-8096-5193 (FAX)076-454-2765
(Eメール) oizuki@cty8.com (ホームページ)
http://future-dream.sakura.ne.jp
【申込締切】 11月 19日(金):定員になり次第締め切ります。

【日程】

9:30  <挨拶・基調提案>「授業づくり・学級づくりの一体化をめざして」 
                      老月敏彦(子どもサポート研究所)               

9:50  <はじめの会> 志賀都子(京都市立養正小学校)  

10:00  <講座①>「子どもを<育てる>学級づくり」
                   土作 彰(奈良・広陵町立広陵西小学校)
             
11:00  <講座②>「<ゆさぶり発問>で、子どもの思考を活性化する!」   
                   古川光弘(兵庫・佐用町立上月小学校)
12:00  <昼食>

13:00 <学級づくりクリニック>
  ☆実践提案① 「学級づくりは授業づくりから ~Mini-1グランプリ 笑いとホンモノより~」
                          [提案] 中條佳記 (奈良・広陵町立真美ヶ丘第二小学校)

  ☆実践提案② 「凡人教師道~子どもと子ども達を<まるごと教育>で育てる」
             [提案] 大谷雅昭(群馬・富岡市立一ノ宮小学校)
  ☆グループワーク【コメンテーター・キャスター】
         <提案①>古川光弘、土作 彰  <提案②>俵原正仁、野口晃男

14:20 <講座③>「指導力を高めるとっておきの方法」
                      野口晃男(盛岡大学非常勤講師)

15:20 <講座④>「授業の時間は、子どもたちと仲よくなるための時間です」
                      俵原正仁(兵庫・芦屋市立宮川小学校)

16:20  <先生のしゃべり場> 
          ■4講師それぞれのグループに分かれて、思いを語り合おう。

16:50  <おわりの会> 志賀都子(京都市立養正小学校)

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2010年11月14日 (日)

ベガルタ勝利!

今日のJ1で、ベガルタ勝利!やった!ジュビロに3-0です!これで、J1残留に大きく前進です!

失敗した。今日の午前中、地域の防災訓練で育成会会長として参加してました。午後は何もなかったんですが、サッカーを見に行く気力がなかった…。

17:00キックオフだったんだから十分間に合ったのにね。

あとでスポーツニュースで見ようっと。

 

日本バレーも頑張ってますねえ。

アジア大会もおもしろい。

 

でも、私の最大の関心事はF-1最終戦!

このアブダビGPで今年のチャンピオンが決まります。11:50からTV中継です。1:30まで起きてなくちゃあね。一回寝ようかな。

楽しみ楽しみ。

 

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2010年11月13日 (土)

そういえばB採用だった

昨日の25年勤続表彰で思い出しました。

当時はたくさん採用されていた時代だったんです。小中学校合わせて400人以上はいたでしょうか。

でも、ね。

私は実は正規採用じゃなかったんです。

宮城の場合(当時は)、A採用っていうのが正規採用。BとかC採用っていうのは、空きが出たら採用されるっていうランク付けがあったんです。

私はB採用。

今みたいに採用数が少なかったらアウト!っていうわけです。

 

採用の電話が来たのは12月31日。大晦日です。

ふだんの年だったら実家に帰っているのでしたが、どういうわけかその日は部屋にいました。そこに、採用の電話、です。

その日にいなかったら、たぶん今こうしていなかったでしょう。

そのタイミングで採用になり、初任地で多くの先輩方から今の私を形成している基礎になる部分を学び、現在に至るわけですから。

タイミングが少しずれていたら、今の私はないかもしれません。

あの日、あの時の一本の電話を受けたことで私の人生は大きく変わったんだろうなあ。

スタートはB採用でしたが、今こうしてまっとうに(?)教員をしています。

自分は運がいい。教育の神様が呼んでくれたのかも。

 

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2010年11月12日 (金)

四半世紀と言われると

本日、宮城県の教職員25年勤続表彰式がありました。本県ではこういう制度があるのです。(他県ではどうなのかな。)

私も行ってきました。25年過ぎましたから。(以前は30年で勤続表彰だったような…。)

そこで、旧知の仲間と会いました。

大学の同級生、新任時代同期だった人。

当時は20代で若かったみんな。いい歳になりました。>じじい、ばばあです。(笑)

教頭になった人、指導主事になった人、まだまだ元気はつらつで学級担任をしている人。

みんなそれぞれの人生です。

県の教育委員長の話の中に「四半世紀にわたり、本県の教育に尽力くださいまして…。」という言葉があり、「ああ、そんなに教員を続けてきたんだ。」と、予定外にしみじみと感じちゃいました。

初任地で教えた子供も今年で36歳。当時は5年生。

話を聞きながら、振り返っていました。

 

ここまで、波乱万丈の教員生活を続けてこれたのも、家族の支え、子供たちの笑顔、先輩や同僚の励ましがあったからこそ。どれが欠けていても、「私」という人間、「私」という教師はここまで続けてこれなかったなあ。

いまでもそうです。

あ、今はもう一つあります。

それは、数々の研究会やセミナー、MLで知り合った先生方の刺激。

今の私を支えているのは、こんなに多くの人々なんだなあ。

つくづく、自分は幸せだと思った時間でした。

 

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2010年11月11日 (木)

現代教育科学12月号

今月発売の「現代教育科学12月号」(明治図書)に、私の原稿が載っております。「社会科で『表現力』をどう評価するか」という記事です。

この原稿を書くにあたり、ものすごく悩みました。表現力の評価って難しいですから。足掛け2か月悩んでました。

悩んだ結果、論述と討論についての評価を載せました。

自分の今までの実践の中から、子供のノートも入れながら書きました。

どうぞ、読んでやってください。

社会科のコーナーでもう一人原稿を載せているのが、あの吉田高志先生です。比べられると自分の非力さが際立っちゃいます…。(汗)

まあ、自分は自分。今の立ち位置で実践を積むだけです。

NEXT!!

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2010年11月10日 (水)

今回提案した授業は その3

さらに続きです。

6年生の授業の検討会で。

私は事務局なので、2つの分科会を行ったり来たりしていました。

少人数での話し合いを見て、「おお~いい感じで盛り上がっているなあ。」と思っていました。

全体での話し合いに移った時のことです。

高学年分科会で、いろいろと意見が出されていました。

どうも、なんだか批判的な意見が多い。あれれ?

 

要は、「手紙を誰に書くのか」というところで対象が絞り込まれていない、という指摘なのです。「自分の子供とか孫とか」「政治家とか」「大人とか」なんて意見が出ていました。

ん~わからなくもないですが、それで子供の手紙の内容が変わるだろうか?

戦争をしていたのは、当時は国全体ですから「日本人」と総体でいいような気がします。

っていうか、そんな細かいところはどうでもいい。むしろ、それを書くにあたって子供たちが自分なりの理由を書いて、自由な話し合いで深めていったところを見てほしかった。論点はそこじゃないんだよなあ~。

あと、書く活動が多過ぎたのではないかという指摘もあった。

その辺を指摘しているのはどうも中学校の先生が多かったような。

おそらく、中学校の授業スタイルとはかけ離れていると感じたのでしょうか。

ん~、まあご指摘は謙虚に受け止めますが、ちょっと反論したい気持ち満載でした。>立場上できなかったけど。

 

まあ、今回の授業は「言語活動をどう取り入れていくのか。」というところがポイントですから、大筋ではよかったんじゃないかな。授業構成そのものについての指摘はなかったので。

あとは参加者のみなさんがどう授業に取り入れていってくれるのか?ということですね。

私が行った研究概要の説明でもそこを強調しましたし。

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2010年11月 9日 (火)

今回提案した授業は その2

昨日の続きです。

今回の県大会で行った授業のもう一つ。6年生の授業です。単元は「長く続いた戦争と人々のくらし」。

学習問題は「100年後の日本人に伝えたいことを手紙に書こう。」です。

この単元のまとめの段階に当たります。

この単元で学んだことが発揮される学習になります。

まずは、手紙のひな形を提示。

その後、「何を伝えたいか」をまずはノートに書きます。

書いた後、子供同士で意見を交流します。自由に立って歩いて話し合うのです。ここで、いい話し合いが見られました。意見を言うだけでなく、それに対する意見、さらにはそれに関する資料を見直す姿が見られました。

これは日頃の学習の積み重ねがものをいいます。今回のために付け焼刃でやったのではなく、ふだんからこうしたことをやっていることの現れです。

そして、全体で「何を伝えたいか」を出し合います。(ここで、理由づけの取り上げ方がやや不十分だったのは惜しまれます。)

最後に、各自手紙を書きました。

書いた手紙を見せ合って、さらに書き足し、授業の終末で発表。

こんな流れでした。

実は、授業者の先生は全く社会科が専門ではありません。

でも、学習問題と学習方法がしっかりしていれば大丈夫です。社会科が得意・不得意なんて関係ありません。参加者がここに気づいたかどうか。気づいてくれるといいなあ。

 

書いて、話して、書いて…。子供主体の授業だったなあ。

じっくり時間をかけてゼロから話し合った授業。それだけに自分の授業のように、ハラハラしていました。でも、私は満足です。

 

ところが、検討会で…。続きは明日。

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2010年11月 8日 (月)

今回提案した授業は その1

今回の県大会で提案した授業。

「提案」というのは、公開研究会のように学校で研究を重ねてきたものではなく、地域の研究会での授業だから。

みなさんの地域ではどうですか?

地域の研究会はあるだろうけれど、そこで十分に研究できる環境ではないですよね。

うちの地域でもそう。今回の授業はわずか2回の検討会で考え出されたものです。でも、授業者任せにすることなくゼロからみんなで考えてきたものです。

今回は3年と6年の授業。

研究の視点は二つ。

一つ目は学習活動の工夫。要は「何について話し合ったり書いたりするのか」ということです。(この表現は紀要の中でも使いました。)

3年生は、かまぼこ工場の見学で何を見てくるのか子供たちの問題意識を高めることがねらい。

かまぼこが出来上がるまでの工程を提示した後、

「おいしくて、安全なかまぼこを作るために、工場の人はどのときに一番気をつけているでしょう。」

という学習問題を出しました。

子供たちは、「原料・ねる・形を作る・焼く・さます・袋に入れる・箱詰めする」の中から、工場の人が一番気をつけていると思われる段階を選びます。もちろん、理由もつけます。

これがおもしろかった。

「ぐちゃぐちゃしていたら、おいしくないので形を作るところだと思います。」「重さとか検査すると思うので、袋詰めにするところだと思います。」「釣り針とか入っていないように、原料のときに気をつけると思います。」などなど。

研究の視点の二つ目。学習方法の工夫「どうやって話したり書いたりするのか」です。

3年生の場合、他の子のノートを見合います。当然そこで会話が生まれる。「あ~同じだ。」「へえ~そう考えたんだ。」「本当にそうかなあ。」

そして自分の考えを修正したり、つけ足したりする。

発表の際も、「○○○君の意見がいい。」と他者指名。

いろいろな意見が出されます。

ランキングをつけるように意見を集約。

「本当にそうなのかなあ?」という教師の発言で見学への意欲は一段と高まりました。

 

これに色付けした担任の先生の受け答えが絶妙でした。そしてそれに応えようとする子供たちも素晴らしい。

実にいい授業だったと思いました。

6年生の方は次回に。

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2010年11月 7日 (日)

最高のビール

おとといの金曜日、宮城県社会科教育研究大会石巻大会が終了しました。

今回、私は事務局として企画・運営に携わってきました。

これまで何度か県大会に参加してきて、「こうした方がいいよね。」と思ってきたことをいくつか改善しようと考えて、準備を進めてきました。

今回、これまでとは違う新しいことをいくつか取り入れました。

① 参加費をただにする。

これまでは、一人1000円程度の参加費をとっていました。公開研究会ではないし、どこかの教育団体のセミナーでもないし、予算は県の社会科部会から結構な額が来るし、だったら参加しやすいようにと思い、何とか工面しました。研究紀要を印刷屋さんに頼まず自前で印刷したり、袋は市からもらったり、結果、参加費0円が実現できました。

② 検討会は少人数での話し合いを。

最近のセミナーや校内研究でもワークショップ的に話し合いを持つことが多くなってきました。でも、巷の公開研究会や県大会ではまだ。参加者が傍観者にならないように、授業の検討会では少人数(3~5人)での話し合いの時間を設けました。これによって、実に熱心な討議が行われました。事後のアンケートでも、この点を評価する人が多かったです。

③ 授業の準備はみんなで。

県大会の授業の場合、実行委員が同じ学校ではないのでどうしても指導案は授業者に任せてしまう傾向にありました。でも、それでは質の高い授業、研究会の意図を反映した授業にはなりません。そこで、指導案を書く前に実行委員会で授業をゼロから作る、という試みをしました。授業者の負担も減り、結果当日は「みんながかかわっている」という意識で授業を見つめることができ、また、(授業者は社会科を得意としていないにもかかわらず)授業自体も質の高いものになりました。

④ 研究概要は文章ではなく図で。

綿密に練られた研究概要。長々と文章が続いている。そんな研究紀要をよく見ませんか?読む気をそぐような、大量の文章。私はだめです。そこで、今回は図で表しました。見開き2ページにまとめました。これも「わかりやすい」と好評でした。

と、いろいろやりました。これも、わたしの提案に賛同して協力してくれた実行委員の先生方、仲間たちがいたからです。本当にありがたいです。そういう面で石巻の社会科部会は実に充実している。だって、夜の慰労会も大盛り上がりでしたからね!!

乾杯のときのビールは最高にうまかったです。この一杯のために1年半がんばってきたと言っても過言ではありません。

大会当日の詳細については後ほど。

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2010年11月 4日 (木)

いよいよです

私が事務局として、1年半にわたり準備を重ねてきた宮城県小学校社会科教育研究大会石巻大会が明日開催されます。

今日は会場準備に行ってきました。事前の準備を綿密に行ってきたので、作業自体は1時間ほどで終わりました。

研究概要の説明の練習もしておこうかな、と思ったのですが、時間もなかったのと、あと、いつも講座の前に練習なんかしないので「まあ、いっか!」と典型的O型人間の私は、あっさりやめました。

さあ、明日の今頃はおいしいお酒を飲んでいることでしょう!

ではでは。今日は寝ます。

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2010年11月 2日 (火)

さっそくやってみる

先日のセミナーで学んだこと。

よくあることなんだけど、徹底してなかったなあ。

それは、誰かの発言を

「今の○○○さんの言ったことを、もう一回言ってみて。」

という投げかけ。

これで、ちゃんと聞いているかどうかが分かる。

やってみたら、案の定手のあがりが少ない。

「ちゃんと聞くというのは、もう一度言えることです。」

「じゃあ、○○○さん、悪いけどもう一回言って。」

と繰り返させる。

「今の○○○さんの言ったことを、言えますか?」

今度はたくさん手が挙がる。

 

単純なことなんだけど、こういう繰り返しが大事だなあ。

もちろん、これをきちんとノートに書いている子をほめる。

こうやって聞くことが定着していきますねえ。

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2010年11月 1日 (月)

ふと思う。社会科って…

ふっと思ったことで、「あ、これ、いいなあ。」と思うことがしばしば。

以前はそのままにして置いてしまいましたが、忘れちゃいけないので最近はメモをするように。

ついでにブログにも。(ブログって『記録』としての機能もあるんだなあ。よく、以前の記事を見て振り返ってます。)

 

で、思ったことっていうのは

社会科のおもしろさって

① 知らなかったことを知ること。見えなかった社会の仕組みが見えるようになること。

② 社会(歴史)の中の人々の思いや人間臭さを知ること。生活が息づいていることを知ること。

なんだろうなあ。

これがあるから、自分の考えや、もっと知ろうとする意欲が生まれてくるんだろうな。

 

以上、今日、ふと思ったことでした。

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