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2010年9月21日 (火)

学習問題考

最近学習問題について、悶々とこんなことを考えています。

というのも、子供たちにいかに意欲を維持しつつ、社会的な見方・考え方を育てることができる授業をどう組み立てていくのかということについて、悩んでいるからです。

社会科の学習問題を分類すると

1 事実追求型:「どのようにして~」「~はなんだろう」

2 論理追求型:「なぜ~」「どうして~」

3 体験型:「~をしよう」

4 意思決定型:「~は、どちらがいいだろう」「~はどうすればいいか」

というものになると思います。

これは北俊夫先生によるもので、15年ほど前にこの分類に出会ってからずっとこう考えていました。

これをどのように単元・授業の中に効果的にちりばめていくか、というところがキモだと思っていました。

今でも基本はこれです。

子供の実態と現状を踏まえながら組み立てを考えています。

 

最近、もう一つの型があるかなあと考えています。第5の型とも言えるかもしれません。

きっかけは偶然思いついた「鎖国で誰が得をしたのか。」

広い定義では「意思決定型」に含まれるのかもしれませんが、微妙に違う。

それは、「意思決定型」では子供の思考が拡散的であるのに対して、選択がやや収束的であること。

例えば「自衛隊の海外派遣を続けていくべきか」という学習問題では、どちらを選んでもOKなのですね。どちらも理にかなった主張になる可能性がある。

しかし、「鎖国で誰が得をしたのか」では何でもOKではありません。それなりの枠組み上の正答があるわけです。

佐藤正寿氏の実践で、鎌倉時代の武士の生活についての学習問題があります。「武士は誰のために武芸に励んでいたのですか。」というものです。

これも第5の型になるのではないでしょうか。

あと、「江戸時代が長く続いたのは、どの政策が最も有効だったからなのか。」という学習問題も同様です。

選択、という共通点があります。そして、それを選んだことについて論理的な主張が要求されます。この時点で、「論理追究」が行われるわけで、その点で「論理追求型」に近い。「ランキング」に近いけど、微妙に違います。

この型のいいところは、まず「選択」することが分かりやすい。とりあえず、どの子も選ぶことはできる。そして、これに終わらず理由づけの段階で思考力が発揮される。論述をすることで言語活動も行うことができる。

明治図書の「社会科教育」10月号でも、「発問100選」という特集を組んでいます。そういう目線で読んでいくとおもしろい。のです。

その辺は、また今度。

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