構造的に読む
最近、というか以前から子供たちの文章の読み方が不十分だと思っていました。なんだかんだ言っても、調べる活動に読む能力はもっとも必要なこと。
いつかちゃんと教えなくちゃと思っていたので、今回少しやってみました。
教科書の1ページに書いてあることを、短くしかも重要な言葉を落とさずにまとめるということです。
みなさんも読んでみるとわかりますが、社会の教科書は国語の説明文と似ています。問題提起があって、それについての解説がある。その部分を端的に書きます。
社会科の場合、発問に対して多様な考えを求めたり、自分自身の考えを書いたりすることが多いのですが、今回の場合の書く活動にははっきりと正解がある。重要語句=キーワードを入れて書く必要があります。それを選択して意味が通る文章にする。意外にこれは難しいです。
と、同時に構造的に読めているか?ということがわかります。
5年生では、部品がトラックでシート工場に運ばれて、さらにそこから製品としてのシートが自動車工場に運ばれて、自動車になり、トラックで日本全国に、船で海外に運ばれる。という内容をまとめました。
試行錯誤しながら、書く子供たち。時々「なんて書いた?」と相談。その後発言させて、キーワードをちゃんと入れているかを確認。
それだけでは終わりにしません。
「じゃ、それを図に書いてみましょう。」
これで、さらに構造的に読めているかどうかが分かる。
たまに、こうした技能を鍛える授業をすることで調べる活動が充実すると思います。
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