学習問題考その2
学習問題についてのその2です。
「社会科教育」誌10月号「教材資料“ナゾ解き型”に変換!発問100選」の中に、どんな発問があったのか、分類してみました。
事実追究型…64
論理追究型…20
体験・作業型…4
意思決定型…16
その他…18
おっと、100以上あったね。
やっぱり、事実追究型が多いですね。事実を調べることが多い社会科の特徴でもあります。
第2位は論理追究型。因果関係を考えさせることは社会科では重要ですから。でも、少ないのは活動自体が難しくなるからでしょうね。「なぜ?」「どうして?」っていうのは、子供にはハードルが高い。実際授業でやってみても、喰いついてこれるのはクラスの半分ぐらい。
意思決定型は、少数の方が多く紹介されているので数が伸びています。発問を考えること自体が難しいからでしょうね。
その他は、私がトライしている「選択追究型」も含まれています。「~は、誰でしょう。」「~はどこでしょう。」「一番~なのは何でしょう。」という表現が多い。おもしろかったのは「消防車は誰のもの?」っていう学習問題です。なるほど、これだと行政の仕事にも迫れますね。
それにも属さないのが「~はどんな時代だったでしょう。」
向山社会科で多く取り入れられているものです。わたしも使います。「貴族の暮らしはどんな暮らし?」とか。
ただ、今回吟味してみて思ったのは、答えが収束するものとそうではないもの(個々人の考えによるもの)に分かれているなあ、ということです。
そういう分類の仕方もあるだろうな、と気がつきました。
あ、これ、発問を考える上で大事なことかも。
もう少し、あーだこーだと考えてみます。
今日はこの辺で。
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