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2010年6月 1日 (火)

聖武天皇はどんな人だと思う?

毎年、何か一つ新しい実践をしたいと思ってます。今年もまた一つやってみました。

「聖武天皇はどんな人だと思うか?」という学習問題です。事実から、人柄を類推するのはレベルが高いです。(と、私は思ってます。)でも、事実をどうとらえるか、ということはさせていきたい。社会的な見方・考え方の育成をライフワークとしている私にとってははずせない。そういう思いから、やってみました。

教科書や資料集に載っていることから考えていきます。

・災害や病気を仏の力で何とかしようとしていて、国民のことを考えているいい人だと思う。

・「大仏の詔」なんかを読むと、上から目線でえらそう。

・何回も都を変えたりして、家来のことを考えていない。

・生きているうちに天皇をやめているので、自分勝手。

けっこういい見方をしています。私が望んでいるように、根拠を明確にして自分の考えを述べてます。

ここまではよかった。でもねえ…。

  

ここで、色気を出してしまって失敗。討論に持ち込もうとしたのです。

討論をするだけの情報が足りなかったのか、慣れていなかったのか、思考の仕方が難しかったのか、盛り上がりませんでした。

途中で少人数での討論も仕組みましたが、あまり変わらず。

その後、かろうじて、私の意図的な指名で「都を移す」ということが論点になりましたが。

 

いけませんねえ。せっかく、いい見方ができたのに。どこが良くなかったのか分析して、次につなげていきます。

でも、「歴史の中に身を置く・心情に迫る」ことの第一歩になったかな、と思っています。やっぱり、いつまでもこれまでのやり方にしがみつくのはよくないです。この業界、常に進歩していかなければ、後退を意味します。

 

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「授業実践」カテゴリの記事

コメント

「人柄を問う」。おもしろい学習問題だと思います。「都を何度も変えている」にも着目したとは!これは,あまり知られていない面ではないでしょうか。

ところで。
「大化の改新って,明治維新と似てる!」と考えました。ともに「日本を侵略されるかも知れない瀬戸際のクーデター」だと見たら,中大兄皇子らへの自分の見方が変わりました。

投稿: かつのり | 2010年6月 2日 (水) 22時16分

かつのりさん、コメント遅くなりました。いつもどうも。
大化の改新と明治維新ですか。考えたことなかったなあ。もう一回資料を眺めてみたいと思います。
青年塾はいらっしゃるんですか?たぶん、私行くと思うので、ぜひ来てください。懇親会だけでも。>元気をもらいたいです!

投稿: JJ | 2010年6月 7日 (月) 20時35分

お久しぶりです!!

オイは歴史が苦手です。
中学や高校のテストで8点をとったりしました・・・
自分にとって興味をもつのが一番難しい教科です。ズラズラとベルトコンベアーの様に年表と人物を並べ説明されても、私はこう思うのです「私は今を生きている」と。←言い訳です・・・

そして報告ですが、本日免許取得しました!!
99点の1発合格でしたよ←笑

早速親同乗でドライブしてきましたが
やはり運転は楽しいです!
MTならもっと楽しいのですが・・・笑

そして今日、車両保険を全年齢に変更しました。
6000円増額でして、バイト代からの捻出になりますorz

学校に秘密なのであまり運転はしないかと思いますが、慣れた頃に、住小にお邪魔したいと思います!!

投稿: S君 | 2010年6月 8日 (火) 22時11分

やっとお返事をいただけました。首がキリンになっていました。
「防人」に東国の農民が動員されたのは,西国の農民(兵士)が白村江の戦いで壊滅したかららしいですね。その時の中兄大皇子の危機感は,大久保利通に近いものがあったかも知れません。
「人柄を類推する」から発想して「遣唐使の思い」を考えさせる授業を,明日行います。命がけで海を渡る思い。考えさせてみます。

投稿: かつのり | 2010年6月 8日 (火) 23時13分

連投,失礼します(^-^;
「遣唐使の気持ち」については,
「天皇のためだ。こわいけれど,命がけで行こう。」「こわい!死ぬのはいやだ!家族と離れたくない!」
などでした。
わたしが「『日本のためだ』とか,思わなかったかなあ」と言ったら,「ああ,なるほど。そこまでは考えませんでした。」ということでした。
詰めが甘い授業でしたが,なんだか手応えがありました。「心情にせまる授業」を,これからも心がけます。

投稿: かつのり | 2010年6月 9日 (水) 21時46分

かつのりさん、コメント遅くなりました。すみません。最近、どうもレスポンスが遅いです。
遣唐使の気持ちを問うことは選択肢の中に入れていたのですが、資料が少ないのでやめてました。でも、かつのりさんの実践を見ると、そちらも良かったかな、と思いました。「三笠の山にいでし月かも」の句から、気持ちを想像させるという手もあったかなあ。ちょっと後悔しています。ではでは。
あ、そういえば山形でお会いできるかと思ってましたが、残念でした。またの機会に。

投稿: JJ | 2010年6月15日 (火) 20時51分

S君!ついに免許取得ですね!おめでとう!確かに車好きにはATは物足りないかも。MTという手もあるけど、シーケンシャルシフトってのもあるぜ。ホンダでは、ステアリングの裏の左右に通称「バタフライ」と呼ばれるシフトレバーがある車も。私は使ったことないけど。
慣れたら、ぜひ会いにきてください。少しだけ運転させちゃる。

投稿: JJ | 2010年6月15日 (火) 20時55分

首を長くして待っていました。
翌日,子供たちのノートを見直していたら,「日本の文化を進めるためだ」とか「勇気を持って行こう」などのノート発言もありました。次の時間に紹介し,広めました。歴史の授業,ともすれば「日本残酷物語」になっちゃうんですが,そんなことはなく,きっと夢も希望もロマンも挑戦もあったと思うのです。それを伝えたい。(今の政治にも期待しています。)

投稿: かつのり | 2010年6月16日 (水) 21時36分

かつのりさん、再びありがとうございます。

>歴史の授業,ともすれば「日本残酷物語」になっちゃうんですが

あ、これ、同感です。この辺、藤岡さんとか向山さんは意義を唱えて、日本人の気概を教える歴史教育を進めてますね。歴史観によるので、難しい面もありますが逸脱しない程度に伝えていく必要はあるなあと思います。

投稿: JJ | 2010年6月16日 (水) 22時34分

・生きているうちに天皇をやめているので、自分勝手。

というのは、確か体の調子が悪くなったからじゃないんですか?

投稿: さぁ | 2011年6月15日 (水) 22時11分

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