中学校に4日間 その3
またまた前回の続き。今日は2年生の授業について。
2年生は中国です。私が与えられた時間は、中国の農産物と気候の関係。
でも、そこはほら私なので、時間の最初は「日本の文化との違い」から。中国料理の材料の意外さ(4つ足では机以外、飛ぶものでは飛行機以外、泳ぐものでは潜水艦以外)や、上海でパジャマで歩く人々や、トイレに紙や壁がない、ってことを教えました。おおっ、2年生でもいい食いつきだ。
次は、農産物の分布地図と気候分布地図を比べて特徴を読み取りました。これもまずまず。
最後に、その特徴と発達した食文化との関係を考えました。
片方のクラスでは、中国文化で調子に乗りすぎてここまで行かず。もう一方のクラスでは、食文化は駆け足に。
ん~時間配分が相変わらず甘い。
感想の中にも、時間通りに終わらなかったことを指摘した意見が多かったです。中学生はきちんと勉強したいんだな。それから、テンポの遅さを指摘するものも。小学校のつもりで、全員に発言させようとか、いちいち確認するとか、そういったことが中学生には遅く感じられたようです。
5段階評価でも平均4.1。1年生よりも低い。
それでも、ICT活用のわかりやすさや中国文化のネタのおもしろさを感想に書いてくれて、ちょっとうれしくなりました。
社会科担当の先生からは「辛い食べ物が、気温が高く湿度が高い他の国でも見られることに触れていたことがよかったです。そういう見方を教えることがとても大切だと思いました。あと、キーワードを使ってまとめさせることも参考になりました。」というコメントいただき、ホッとしました。
やはり、実態が変われば授業は変わる。当たり前のことを痛感しました。
今日は久々に5年生の社会。全然違う。すごく落ち着いて授業ができる。やっぱ、慣れてるところはいいな。
明日は6年生。通りすがりに「あ、JJ先生、久しぶりです!明日の社会、スライドショー楽しみにしてますよ!」って声をかけられました。ありがと。期待しててね。
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コメント
東北青年塾で何度かお世話になり,ドリフのCDのことでお話しさせていただいた早坂と申します。
河北新報を拝見しました。
宮城県の優秀教員としての表彰,おめでとうございます。
知っている方が表彰されると嬉しいです。
投稿: 早坂 | 2010年1月19日 (火) 09時27分
お世話様です。
案の定というか、JJ先生の授業感想をYに聞いたら「普通」という言葉が返って来ました。
「S先生とJJ先生だったら、どっちが社会の教え方がわかりやすい???」
「どっちも同じ」
私自身、JJ先生の授業は楽しくわかりやすいと思ってましたが、生徒たちにとっては、その様な授業は望まないんだなと感じました。
これが、小学校と中学校の差なんだと思いました。
おかげさまで、娘Yの成長も見れて有難いです。
投稿: yosi(@ゆっかママ) | 2010年1月19日 (火) 10時56分
早坂さん、コメントありがとうございます。いやいや表彰はたまたまですよ。たまたま。偶然に近いものと思っています。だって、巷には私なんかより優秀な人が、たくさ~んいますから。
ドリフのCDいいですね!今日、8時だよ!のDVDを借りようと思ったら、全部借りられてました。今も人気なんですね~。
投稿: JJ | 2010年1月19日 (火) 20時31分
yosiさん、いつもお世話になっています。そうでしたか。やっぱ彼女らしい冷静な判断ですね。メンツにもよると思いますが、やっぱりきちんとした感じで教えてほしいのかもしれませんね。それに、ぽっと行って授業しても、何だこのテンションの高いおっさんは!的な感じでしょうから。貴重なご意見ありがとうございます。リベンジの機会がないのが残念ですが。
投稿: JJ | 2010年1月19日 (火) 20時37分