そろえることは難しい
今日は、当地区の「学びステップアップ事業」の実行委員会でした。中学校区で学力向上を目指していろいろな取り組みを計画しています。
学習内容や指導方法について統一的に取り組んでいくことが大切ですが、まずは取り組みやすいことを切り口に話し合っています。
その会議の中で話題になったことは、学習規律・家庭学習でした。
簡単に言うと、授業のときに学習用具は何を出すか、家庭学習の時間の目安をどう設定しているのかとかを、小・小間、小・中間でできるだけそろえていって、中学入学の際のギャップに対応するというものです。
中学校の学習規律は、やはり小学校のそれとは違っています。初めの挨拶からして違う。「お願いします」だそうです。うちの場合は座ったまま「注目・礼」だけ。隣の小学校は、校内でも多少ばらつきがあるそうです。
まあ、それぞれに哲学があり、それぞれに一長一短があるのでどれがいいとは一概に言えませんが、校内でばらつきがあると言うのはいかがなものか、と思います。これって意外に難しいんですよね。うちの学校でも、ここ2年でようやく統一見解が出されてそろうようになりました。
しかし、どれが良いにせよ、一つの形にした方が子どもたちにとってはやりやすいんですね。だって、毎年同じなんだから。先生が変わるたびにやり方が変わるんじゃ慣れるのに大変です。
校内での統一が難しいのに、中学校区でそろえるのはさらに難しいことです。「そろえる必要なあるのか?」なんて議論にまでなりそうです。はははは。
いいものだけが淘汰されて残っていくのだとは思いますが、そうやっていながらも教育界は流行に惑わされてきていますよねえ。やれやれ。
最大公約数的な一致点を見つけていくしかないですね。組織で動いている以上は。
あ、なんか愚痴っぽくなってきた。やめましょう、この話題。
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コメント
どうも お久しぶりです。
とはいえ・・時々覗いておりました。
JJさんの考えてる取り組みについては、似たようなことを前にしました。
「学力向上のための小中連携」をテーマにして中学校区単位で取り組むというものです。
そして、始めの年は確か基礎学習プリントや評価テストの共有だった・・はず。そして、次は学習スタイルの共有ということで、書かれている「基礎的な学習習慣」を明文化し実践することでした。
校区の先生方全員で「連携をするんだ」という意識を高めることに時間がかかった気がします。何度も集まって話し合って「話し合ったことが大事だったな」と今さらながら思ってます。個々に意見があるのは当然で仕方ないことなので・・。
校区の中で各校から出た推進委員会の話し合いで基本線を決めてそれを各校で実践していくということを進めた結果、意外とすんなりと共通実践できたように思ってます。
参考まで・・^^
投稿: 男鹿人 | 2009年5月13日 (水) 16時16分
男鹿人さん、いつもどうも。貴重な情報ありがとうございます。なるほどねえ、話し合ったこと自体が有意義、ですね。そうなるといいなあ。
投稿: JJ | 2009年5月13日 (水) 21時45分