指導の持久力
今日は年度末反省会がありました。その中で、子供たちの学習習慣や生活習慣の形成について話題になりました。
これらのことって、毎日少しずつ指導して身につくことではありますが、身についているクラスとそうでないクラスがあります。みなさんの学校でもそうではないですか?
もちろん、担任の指導力が重要なのです。いかに効果的な指導をするのか、子供たちに「なるほど」と思わせるのか、ということになるのですが、私はちょっと違ったことを感じました。
それは、毎日根気強く、しつこく、些細なことを見逃さず、指導を続けているのか、ということです。言い換えると、「指導の持久力があるのか。」ということです。
みんな声がけはするでしょう。ああしなさい、こうしなさい、と。最初のうちは先生もがんばっているから効果はあるでしょう。でも、それでもなかなか身につかない子供がいると、なんとなく「これぐらいはいいや」と見過ごしていませんか。「指導はしたのだから、あとは子ども自身の問題だ。」と、考えていませんか。
私もそういう時期がありました。だって、なかなかうまくいかないんですから。
でも、それではだめなんですね。やはり、根気強く、しつこく、些細なことを見逃さず指導を続けていくことが必要ですね。「指導の持久力」が必要なんです。
野中先生のブログに「当たり前のことを当たり前に指導し続けていく」ことの重要性が載せられていました。学級経営がうまくいっている先生は、何も特別なことをしているわけではなく、当たり前のことを当たり前に指導してきたのだ、ということです。名人ではないのです。
結局、見過ごしてしまった先生のクラスでは習慣が身につかず、見過ごさない先生のクラスでは習慣が徹底する、ということです。
授業では時には「瞬発力」も必要かもしれませんが、学級経営は持久力、だなあと感じた今日の会議でした。
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