授業にお笑いを
学事出版の月刊授業づくりネットワーク誌の1月号が発売されました。今号の第1特集は「お笑いの世界に学ぶ4つの教育技術」です。私の尊敬する奈良の土作さんや、新潟の赤坂さんの原稿が載っています。私は今回原稿を書いていませんが、私もお笑い教育を実践している「お笑い教師同盟」の一員です。これまでも、ネットワーク集会でお笑い教育の講座を何回か行っています。
お笑い教育のよさはいろいろありますが、何といっても教室の雰囲気が明るくなるのが一番の効用です。ただ明るいのではなく、そこには「安心」が重要です。
「笑い」といってもいろんな笑いがありますが、私たちが追い求めているのは「安心できる笑い」です。ですから、お笑いの要素「フリ・オチ・フォロー」の「フォロー」の技術を重視しています。フォローすることで、子供たちが安心できるのです。
例えば、子供の発言をただ大笑いするのではなく、「ああ、そうだよねえ。そういう考えがいいよねえ。」と肯定するのです。この辺は明石屋さんまさんが見本です。さんまさんは、出演者をいじるだけでなく、必ずコメントには大笑いして最後には「ああ、そうやなあ。」と言ったり、自虐ネタで落としたりします。これで、出演者は安心して発言できるのです。
これは授業でも同じです。ですから、「お笑い」という言葉に「ふざけてんのか?」と思わないでほしいのです。これはコミュニケーションツールの一つと思ってください。子供の意見を肯定的に受け止め共感することがベースなのです。
授業づくりネットワーク誌の3月号では、「キャラクタートーク」についても特集しますので、ご期待ください。
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