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2008年9月 8日 (月)

見えないものを見えるようにさせること

「見えないものを見えるようにさせること」とは、とあるセミナーでの有田和正先生の言葉です。

日頃何となく見ているものでも、本質を知っているわけではない。「見方」を教えられて初めて知ることができる。有田先生は、「見えるように」するものとして「ネタ」を使っています。

でも、何も「ネタ」でなくともいいわけです。私はちょっとした教師の投げかけで「見えなかったものが見えるようになる。」という経験を数多くしています。これは私だけでなく、他の先生方も経験していると思います。

社会科に限ったことでもありません。国語でも算数でも同様のことがあります。「見方」を教えられて「あ!そうか!」と気づくこと。

この「納得感」というか、今はやりで言うと「アハ体験」があると、子供自身の授業の充実感が変わってきます。

カミングアウトしますが、6年生の社会では今江戸幕府の政策について学習しています。(1カ月ほど遅れていますね。)

「参勤交代で大名は困るんですよ。」
「なんで?」
「遠くまで行くということは、今でいう旅行と同じでしょ。ということは…。」
「お金がかかる!」
「何でお金を使うの?」
「交通費?」「でも、歩きだから…。」「あ、食費。」「あと宿泊費。」
「江戸にしばらくいるんだよ。」
「あ、そこでもかかる!」

ここで、費用が藩の年間の費用の半分以上を使うことを調べて確認して…。
「こんなにお金を使ったらどうなる?あることにお金をかけられなくなります。」
「藩の人の食費?」「ご恩?」
「これがないと戦えない。」
「武器を買ったりするお金!」「あ、大名の力が弱くなる!」

と、やりとりを続けながら政策の意味に気付かせていくわけです。

ペアでの話し合いやグループでの話し合いも有効ですが、なかなかうまくいかない場合もあります。机間指導もしますし、助言もしますが、時間も限られています。ほんと社会は時間が少ないです。資料を見ただけで気付けば何も苦労はしないのですが、残念ながらそういう子供たちばかりではないので、こうやって指摘しながら気付けばいいかなと思います。

納得すること、自分の中ですとんと落ちること、ここに今は力を入れています。

 

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