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2008年9月21日 (日)

あの戦争は終わっていない

今夜TVで「男たちの大和」が放映されていますね。8月ごろはいつも戦争をテーマにしたドラマやドキュメンタリーが放送されます。こういった戦争の番組をうちの母親はほとんど見ています。

私の母親は2次大戦中に青春時代を過ごしていました。戦争体験者です。自分自身も空襲を経験したり、身の回りの人が亡くなったり。私は子供のころから、そんな話を聞かされていました。たぶん戦争に関する最初の知識は母親によるものであったと思います。

TVの番組を見ながら当時を思い出し、涙する姿を何度も見てきました。「あの頃は生きたくても生きられなかった人がたくさんいる…。」と口癖のように言います。

歴史の学習では、当然あの戦争についても学びます。

しかし、いつも思うのは「あの戦争は歴史になったんだろうか。」ということです。今の世界情勢、国同士の枠組みの始まりは戦後処理からです。国連しかり、日米、日中、日韓関係しかり。いまだに当時のことを引きずっている。2次大戦についての歴史的な見解も分かれている。戦争体験者もまだ存命である。戦争裁判も見直されている。

あの戦争は終わっちゃいない。

何を教えればいいんだろう。事実を教える?教科書が事実?それはわかりません。断片的な事実でしかないです。特に、いろいろな政治的な意図が絡んでいる部分ですから、本当のことはだれにも分かりません。

戦争の悲惨さ、愚かさを伝えるだけでは十分ではないと考えます。世界中の人々が戦争はしたくないと思っているはずです。なのに、世界中のあちこちでいまだに戦争が起きている。2次大戦後、戦争・内戦に加わっていない国は世界中でわずかに6カ国。この事実をどう説明しますか?

このことは、社会科を教える教師の一人としての私の永遠のテーマです。

 

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