2学期の始まりにいいネタ
すでに、2学期が始まっている県が多いですが、宮城でも来週火曜日から2学期が始まります。
昨日、日直で校舎内を見回りしていたら、すでに教室をすっかり整理して黒板に子供たちへのメッセージを書いてあるところがいくつかありました。
2学期の始業式はリスタートですから、新年度のように気分を一新することが可能です。これまでのルール・約束を見直すのもいいし、新しく決めるのもいい。いずれにしても、この始業式の日は大切にしたいですね。
お勧めは「めりはり」の話です。
「めりはり」は「減り張り」と書きます。実は邦楽用語なのです。もともとは「めりかり」だったのですが、「かり」の音便で「はり」になったようです。
「減り」とは低音のこと、「かり」は高音のことです。「めりはりをつける」と比喩的に用いられていますね。音や声をゆるめたり、張り上げたりすることです。
生活に置き換えると、緊張しっぱなしだと疲れるし、緩みっぱなしだとだれる。この両方が必要です。
日本には古くからこのようないい言葉がありますね。子供に教えると、「へえ~」と感心しますよ。
あとは、始業式の次の日にするといいネタ。
「夏休みの思い出作文」です。もちろん、ふつうに書いたんじゃつまらない。「~にでかけてきたこと」「~大会に出たこと」なんて話ばっかりになってしまうし、どこにも連れていってもらえなかった子どもはトーンダウンしてしまいます。
私が書かせる思い出作文は「初めて~した!」「めずらしいもの・変なものを見た!」「とても痛かった話」「気持ち悪かったこと」など、日常の発見を書かせます。イベントごとについては遠慮してもらいます。で、タイトルも工夫させます。過去15年間で印象に残っているタイトルは「強力なキンチョール」「海の男」「誰もいないはずなのに」「鼻水」などです。
いつも見本として読むのが「強力なキンチョール」です。これは、キンチョールと自分のかかわりを綴った素晴らしい逸品です。いわゆる正統派の文章ではありませんが、実に生き生きと描かれているのです。
その作品は…。あれ、見つかんないや。学校かなあ。
というわけで、またいつか紹介します。
と、思ったら2年前にやっぱり記事にしていました。こちらです。よろしく。
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