奈良の大仏
新聞の授業のあとどうなったか、について。
「どうして、ここまで大きな仏像を造ったのか?」
まずは、自分の考えを。
「どんなにくだらない、つまらない意見だと思っても『自分の脳みそ』で考えた意見を『必ず』書いてね。」
C:造りたかったから。
C:大きいのが好きだった。
C:人がいっぱいいたから。
C:大きいと目印になると思ったから。
C:自分の力の大きさを示したかったから。
以前は教科書や資料集に頼ってしまいがちな子供も一生懸命に考えました。一見くだらなさそうですが、実はこの中に真実が隠されているのです。
大仏造りの詔を出した聖武天皇は、都を何回も変えています。一説によると「お坊ちゃん」「ばあちゃん子」だったとか。
教科書にはもちろん「災害や疫病が続いて不安な世の中を仏の力で救おうと思ったから」などと書かれています。でも、それだったら全国各地に国分寺を作ったことで解決しそうなもんです。
それでも造ったわけは、「中国にもない世界一のものを造りたかったから」らしいのです。「らしい」というのは私自身1次資料にあたっていないので。もちろん子供たちにも、「こんな話もあるんだってよ。」ぐらいにしておきました。
自分の考えを書いてから、教科書・資料集で作った理由を確認します。そりゃこんだけ大きいなら御利益も大きそうだわな。
次は「大仏を造ったことは、人々のためになったのだろうか?」これは意見が割れました。片方のクラスでは実施。もう一方ではまだなので、両方終わったら報告します。ではでは。
今日、初めて「タスポ」を使いました。なんか感動。ははは。
| 固定リンク
« モチベーション2 | トップページ | 第6回青年塾 »
「授業実践」カテゴリの記事
- ちょっと変えてみた(2013.08.29)
- 社会科ネタ(2013.04.17)
- 火事から暮らしを守る(2013.04.16)
- ばらの谷(2012.07.04)
- ネタを開発せねば(2012.01.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
すっごいね「^^」
投稿: | 2008年6月19日 (木) 21時23分