学生さんに指導なんてねえ
土曜日に東北福祉大で授業づくりについて指導する機会がありました。
福祉大の子ども科学科はできたばっかりで、2年生の学生さんが1期生です。宮城教育大(出身校なんです)のように附属小学校がないので、教育実習の前に鍛えておきたいという学部の先生方の熱意から行われたものです。
私のグループは4名の学生さんでした。聞いたところによると、社会科のゼミの学生さんばかりではないのでした。
9:00~17:00までの長丁場でしたが、「模擬授業を行う」ことをいれればどのように構成してもいい、という話でしたので次のようにしました。
1 自己紹介
2 まず、模擬授業
3 授業について話し合い
4 授業づくりについてレクチャー
5 それをもとに授業を見直してもう一度模擬授業
6 私の模擬授業
大変熱心な学生さんばかりで感心しました。やる気がすごい。少し話すとがりがりメモしてる。いやあ素晴らしい。
私は少しでも役に立ってもらえるようにいろいろと準備していきました。授業に関する資料やプロジェクター&実物投影機一式などです。(やはり、社会科は資料提示がキモなので。)改良型授業では、積極的に使ってもらいました。
あと、アイスブレイキング的なゲームとかもして、和やかな雰囲気で進めるように努めました。
どうだったかなあ。学生さんに教えるのは初めてなので、何を教えるのかをシンプルにしなければと思い、大事なことだけにそぎ落としたつもりでしたが。
あと、学生さんのリアクションをどうとらえるかが難しかったです。大人ですから、子供のように「わかんない。」「つまんない。」を素直に表してくれるわけではないので。
自分自身としては、「教える」ことで自分の授業づくりについて見直すことができてとても有意義でした。「あ、そうか、自分はこういうとらえ方をしていたんだな。」と改めて認識できました。
あと、先週のプレ集会で私の講座を受けた学生さん数名に会えて「あ~、先生!」と実に好意的な接し方をしてくれたのが、とてもうれしかったです。楽しいですね。
それにしても、学生さんの意欲はすごい。模擬授業が終わった後、自分のふがいなさに「あー!!!」と頭を抱え込んでいたり、「これ、こうしたかったのにー!!」なんて声が聞かれました。それから、とにかく明るい!グループのチームワークもとてもよかったです。
「明日は算数の授業をするんです。」と言ってましたが、どうなったんだろうなあ。
N井さん、N村さん、N山さん、Y内さん、どうもありがとうございました。きっといい先生になれますよ。
月並みですが、とてもいい経験になりました。また、呼ばれるといいなあ。
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