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2008年1月23日 (水)

有田先生と社会科の授業力を高める会その2

おとといの続きです。

さて、関東内陸工業地域は内陸であるにも関わらず発展している理由は、作っているものにポイントがあります。

地図帳を見てみましょう。宮城の場合、帝国書院の地図帳を使っているのですが、この地図にはその地域の生産物も載っているのです。

それを鍵に子供たちに探させます。

作っているものは…。IC、レンズ、ビデオ、コンピュータ、アルミ製品などなど。

さて、共通点はなんでしょう?

それは、「軽くて小さいもの」です。

つまり、輸送が楽なのです。

海岸付近に集中している工場は、製油、鉄鋼、造船などの製品としては「重くて大きいもの」です。輸送に大変なものばかりです。

かたや、小さいものを作っている栃木や群馬でも高速道路が通っているので原料や製品の輸送には問題ないわけです。

 

参加者の皆さんは顔を上げて聞いていたので、少しは興味を持っていただけたのかな、と思います。

で、気になる有田先生からのコメントは…。

○予想させているところがいい。
○この手法は社会科として素晴らしいです。わかっていることを基にわからないことを類推すること、大事です。
○資源はどうするんですか?資源についての資料があるといい。
○技術はどこから持ってくるんですか?大衡(今度トヨタの工場が来る宮城の地域)の場合、相模原工場から技術を持ってくる。
○工場立地の条件、交通の便(海、陸)これに加えて気象条件(雪が少ないー労働者が通いやすい)があるといいです。
○子供たちがよく調べているな~。よく書いているなあ~。すごいな~。
○予想しながら工業の学習全部を振り返っている。仮想都市という入り方もおもしろいですね。
○大衡の工場ができたらぜひ工場の見学やこの学習をやってみるといいですね。

これは、福祉大の三浦和美先生がわざわざ東京の有田先生の自宅まで行って、コメントをいただいてきたものです。感謝感謝。

「とてもほめてらっしゃいましたよ!」の言葉に、ほっと一息。鋭いご指摘に納得至極。

仙台の~小の先生から、「仮想都市ではなく、実際にある地域から入るべきでは。」とのご指摘をいただきました。確かにそういう部分はありますね。

仮想都市にしたのは、「提案する社会科」の流れを汲んだものです。「新たに作る」というところがポイントなのです。すでにあるものの訳を考えるのではなく、どういうところがいいのか、と考えることで工場立地の条件や原料を海外からの輸入に頼っている日本の工業の実態に迫ることができれば、と考えて行いました。

改良の余地をたくさん指摘され、次の実践へのモチベーションも上がってきました。

発表してよかったな!

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