中国人は魚をたくさん食べるのか?
今日は5年生の社会科授業がありました。今日から、水産業の授業です。初めての子どもたちなのでちょっといじわるしてみました。気づくかな?
T:昨日、魚食べた人~!
C:夕べ食べた!
C:昨日さしみ食った~
およそ3分の2が挙手。
T:そうだねえ、日本人は魚をたくさん食べるらしいねえ。ホントかな?世界第何位かなあ?
C:1位!(他にもそんな声多数)
というところで、消費量のグラフを提示。すると…。
1位は中国。しかも2位の日本を圧倒的に離している。
C:ええ~!!!
T:中国が1位だねえ。世界一魚を食べるのは中国人なんだ!
C:そっかあ。(と、あっさり納得した様子。おいおい。)
T:ほんとにそうかな?よく考えてみてね。
と、資料集をもってわざとらしくあおぐのですが、やっぱ初めてのクラスなので気づかないようです。
で、もっとわざとらしくあおいで、ばらばらとページをめくってみせました。
そのうち、「はっ」と一人の子が資料集を素早くめくり始めました。それを見た周囲の子が真似して調べ始めました。
C:あった~!一人一日あたりの消費量は日本が一位だあ!
C:え?何ページ?!
そうなんです。一人一日あたりの消費量は日本人は181g。2位の韓国は160gです。中国は圏外です。
T:あれ?変だね。中国が一位じゃないの?なんでだろう?
ここで5名ほどが挙手。反応が早かった。
C:中国は人口が多い。
C:中国は人口が多いから、消費量も多い。
T:本当に多いの?どれぐらい?
今度はあおがなくても地図帳を見てみつけました。~以下略~
資料を使って調べることがもっと習慣になるといいなあと思いますが、そこは週2・3時間しか行かないので少しずつ強烈に教えていきたいと思います。
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