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2006年12月18日 (月)

三光作戦~日本軍は中国で何をしたか~

未だに歴史をやっていることは,以前にカミングアウトしたので今回は堂々と書いています。この内容は先週の木曜日に授業したことです。

さて,表題の「三光作戦」とは何か。

三光とは,殺光,焼光,略光を指します。「光」とは「~しつくす」という意味です。中国軍(八路軍)のゲリラ作戦に悩まされた日本軍。八路軍は,軍服を着ずに一般民と同じ服装をしていた(便衣兵と呼ばれた)ので発見が難しかったそうです。それを発見するために,村を訪れた際に,村民に尋問・拷問をしたのです。見つけられなかったときに,半ば言いがかり的に殺したことも少なくありません。有名な南京虐殺はこの延長上であったと思われます。(南京虐殺については,歴史学者の間で虚構だったとの説もあります。)

私が持っている本「三光」には,当時中国にいた日本兵の手記が載っています。村民を拷問の末に殺してしまった内容がほとんどです。ガス兵器の実験台に使ったこと,少女を犯して見せしめにしたこと,妊婦の腹を割いて胎児を取り出したこと,釘で体を刺し拷問したこと,捕虜が逃げないように片足を切断したこと,捕虜を新兵の刺突訓練の実験台にしたこと,その凄惨たる光景は言葉を失います。こんなことを日本人がしていたのか…。人間の狂気の部分を目の当たりにし,表現に困るような暗澹たる思いになります。

このことは子供たちにも教えました。とはいっても刺激が強すぎるので,少しだけですが。これを教えないと中国の人々の反日感情や靖国問題を語れないと思います。

もちろん,このような残虐行為は何も日本軍に限ったことではありません。戦争と言う極限状況に置かれた人間の過ちはどこの戦争にもあることです。「自虐的歴史観を教えるべきではない。」という主張の波もよく知っています。しかし,この事実をどうしても避けて通れません。(大人でも,具体的には知らない人のほうが多いのかもしれません。)

このことについての歴史観は子供たちに委ねます。これをどう考えるのか,これからも日本人として生きていく私たちは,この事実をどう受け止めていくのか,今後とも考えていかねばなりません。

授業の方は,今日,戦後に入りました。私たちの祖父母,両親の世代が今の日本を作ってきたことを実感できるような内容にしていきます。

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