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2006年11月 8日 (水)

子供たちと「いじめ自殺」について考えてみた

やはりこの話題はさけて通れないと思い,今日の1時間目に話し合いました。

「今回のいじめ自殺の件をどう思うか?」無記名で書かせました。

「ひどいと思う。」
「相談する人はいなかったのかな。」
「他にも方法があったと思う。」

回答は一般的でしたが,真剣に考えている雰囲気は伝わってきました。

その後,問題を焦点化。自分が嫌いな人だったらいやがらせをしていいのか?それについては,こんな話をしました。

「たとえ自分がその人を嫌いだったとしても,他の人が嫌いだとは限らない。おとなしくて態度がはっきりしないやつだなと思ったとしても,他の人はいっしょにいると心が和むと感じる人もいる。20人が嫌いだとしても,他に30人好きだと思う人がいるかもしれない。」

「だから」

板書。「自分が嫌いな人に嫌がらせをするのは,自分が○○と,周りの人に言っているようなもの。」

「さて,○○にはなんて入ると思いますか?」

「強い」
「リーダー」
「弱い」
「ひきょうもの」
などの答えがありました。

私の答えは「悪者」です。

このあと,私の苦い経験,自分が担任したクラスでいじめがあったこと,いじめられた子はすごく苦しんだこと,いじめが終わった後いじめた中心人物が今度は嫌われるようになったことを話しました。

人間,誰でも嫌いな人はいます。でも,嫌いだからという理由でいじめていいはずはありません。自分が嫌いな人とでもいっしょに何かをすることだってあるのです。そんなときでも協力する時には協力をする,そのことを子供たちにはわかって欲しい。

それから,「自殺」については,「死ぬ,ということについて世界中の人が知らないことがあります。それは,死んだらどうなるか。そして,世界中の人が知っていることが二つあります。それは,死んだら二度と生き返らないこと。そして,死ぬ,ということは自分がこの世の中から消えてなくなる,ということです。先生のお父さんも2年前に亡くなりました。今までいっしょにいた人が,いなくなくるのです。二度と帰ってくることはないのです。死ぬ,というのはそういうことだと先生は思います。」

対岸の火事ではないですね。「いじめ」ということだけでなく,人間関係の作り方をこれからも考えさせていきたいです。

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コメント

「悪者」。賛成です。
「卑怯者」にも賛成です。

投稿: さとう | 2006年11月11日 (土) 18時36分

かつのりさん,いつもどうも。
私は,この「嫌いな人とどう生活していくか。」ということはことあるごとに言っています。また「嫌いだと思っていた人でも,いっしょに何かをすることで意外な面を見つける事だってある。」とも。
大人でも難しいことですからね。でも,気持ちの持ちようでどうでもなることです。それを教えていかないと。

投稿: JJ | 2006年11月12日 (日) 19時26分

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