アジアとの外交
「聖徳太子が日本で初めて使った○○とは?」
という発問で始めた授業の続き。
答えは「はし」です。
とはいっても,今のはしとはずいぶん様相が違っていました。
どちらというとピンセットに近いような。
で,その後「実は,はしを使う必要があったのです。それは,太子が中国に遣隋使を送ったからです。」とコメント。
子供は「???」
T「では,なぜはしを使う必要があったのでしょう?ヒントは中国です。」
で,自分の考えを書かせました。
C「中国ではしを使っていたからまねをした。」
C「大陸の文化を学ぼうとしていたのだから,はしを使うことも学んだ。」
C「仏教では,手で食べることを禁じていた。」
などなど,お~いいところついてます。
そんな中,どちらというと歴史に興味がないMちゃんが,
「手だと,はしたないのかなあ?」とつぶやいた!
T「おお!それはいい考えだ!」
そうなのです。
答えは,中国からの使者が来たときに手で食べていたら,
「野蛮な国だ」と思われるから,太子は役人たちにはしで食べる練習をさせたのです。
その結果,中国からの使者は「日本は文化の高い国だ。」と思ったそうです。
太子の「中国との対等な関係を望んだ政策」につなげていきました。
昔から日本はアジアとの外交に苦労していたのですね。
近いけれど,むずかしい隣人との付き合い。
今もそうです。
日中戦争のこともあるけれど,お互いがわかりあえるような関係になれるように,
子供たちに史実を伝えていきたいですね。
ちょっとちがう話ですが,
歴史ってどうしても興味関心に差が出ますよね。
教員の場合もその通りで。
だから,もっとライト感覚の社会科学習を紹介できないかなあ,
といつも思います。
社会が苦手な女の先生(偏見じゃないけど)とかでも,
楽しく授業ができるような本や雑誌があるといいなあと
思うんですよ。
大手のM図書あたりでやってくれないかなあ。
そうしたらもっと社会科学習の人気が出るのに。
バルセロナ優勝!ロナウジーニョを日本に帰化させよう。
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