いいクラスにするために
毎年,どのクラスになっても必ず約束させることがあります。
それは,3つあります。
「話は目で聞く」
これが徹底しないと,学習でも生活でも指示が通りません。
ですから,最初は徹底的に指導します。くどいぐらいですね。
「名前の悪口・体の悪口・家族の悪口を言わない」
この3つだけは,どんなことがあっても言っちゃいけない,
と教えます。なぜなら,本人の努力ではいかんともしがたい
ものだからです。一番傷つきやすいからです。
「できるのがえらいのではなく,できるようにがんばるのがえらい」
個人の能力には差がありますから,それを乗り越えるためには
がんばるしかない。才能がある人はすぐにできるけど,でも,
それだけが素晴らしいのではない,ということを伝えるために
このことを教えました。
(これの裏返しで,「できるのにやらないのが一番悪い」とも教えます。)
私のクラスになった子供はすぐに思い出してくれました。
うれしいかぎりです。
今日は,その他にクラスのよいところや悪いところを出し合って,
目標を決める話合いも行いました。
明日,スローガンを決めます。
研究の計画でいろいろ迷ってます。
学力向上のためには?
目指す学力は何?
↓
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コメント
なるほど!
年度最初におさえておきたいポイントをまとめて教えていただきました。ありがとうございます。
こういうところに、「自分の色」が出るように思います。
私が入学式以来一年生に話していることは、「学校はまちがえてもいいの。できないことができるようになるところなんだよ。」とか、「学校では、何回も練習して、前より上手になるんですよ。」などです。
おそれずに挑戦する子にしたいからです。
投稿: さとうかつのり | 2006年4月12日 (水) 20時07分
明治図書のサイトを見ていたら、貴ブログにきました。「自分の色」が大切ですね、私は小学校教員を25年していますが、技術の大切さを痛感しています。これからも見させていただきます。
投稿: みつお | 2006年4月12日 (水) 20時31分
こんばんは
お久しぶりです。
(いつも拝見はしているのですが)
クラスも順調にスタートされたようで
何よりです。
黄金の3日間をバッチリおさえていますよね。
私も今年は,たった2名の児童相手ですが
「担任」に復帰しまして,学級経営やら事務やらを思い出しながらやっています。
ただ,しょうがいのある児童相手なので,これについては研修と学習をしながら,リアルタイムに取り組んでいかないといけなくて,それにちょっと今,疲れるほどの気力体力をつかってます。
本当の学力・・・
特別支援に関わっていると,
本当の学力とは?と今になって思うことが
たくさんあります。
それについては,また後ほど^^
投稿: 男鹿人 | 2006年4月12日 (水) 21時20分
>かつのりさん。いつも見ていただいてありがとうございます。自分の色というか我流ですね。向山先生にはおこられそう。
>みつおさん。はじめまして!そうですね。技術は大切ですね。そしてたくさん身に付けるだけでなく,それをどう使い分けていくのかが重要だといつも思っています。今後ともよろしくお願いします。
>男鹿人さん。どうも。特殊担当になられたのですね。がんばってください。
本当の学力ってなんだろう?と最近よく考えさせられます。周りで学習状況調査の結果が悪かっただの,学力向上の指針だのと騒いでいると,逆に「それって,学力の一部じゃん。」と意地張ってしまいます。天邪鬼なので…。また,教えてくださ~い!
投稿: JJ | 2006年4月13日 (木) 19時54分