ビフォーアフター
「お笑い社会科」はないものか?という投げかけに対して,社会科を志す一教師として,考えてみました。
それに最近,算数ばっかり勉強しているので,本業の社会科にも力を入れねば!!と思っていた矢先なので丁度いいタイミングです。
今,4年生の社会は,地域の偉人を題材にしたものです。そこで,考えたのは…。
「劇的改造!北上川,ビフォー・アフター!」
です。今回登場する「巧」は,これまで数々の川を工事してきた「川村孫兵衛」さんです。
孫兵衛さんは,洪水を防ぎ,舟運を可能にし,私たちの石巻を港町に発展させた人なんですね。その偉業について学習する単元なんです。
ビフォー:洪水に悩む昔の石巻
アフター:港町として発展した石巻
とすると,わかりやすい?と思いまして。
私「『ビフォー・アフター』って,知ってる?」
子「知ってる,知ってる!」「家,直すやつ!!」「リフォームでしょ!」「見てる見てる。」
さすが,テレビっ子よく見ている。9割以上の子が見ていました。
そこで,板書「ビフォー・アフター!北上川!」
「え~北上川って家だったの~」なんて,おちゃらけもあり,「あ~北上川を工事したんだあ」「誰が?」「だから,川村孫兵衛だっちゃ」(川村孫兵衛のプロフィールは少し調べています。)
私「そうです。今回の匠は,川村孫兵衛さんです。」
(実は,最初「匠」を私は「巧」と書いて,「え~,そっちじゃないよ。なんだか違う漢字~」と言われ,直したんです。)
私「この勉強は,ビフォー・アフターで,発表してもらいますね。」
子「番組つくんの?」「紙芝居にしたら面白そう」「ペープサートとかもいいかも。」「え~劇でも~いいんじゃない」
学習問題そのものに反応すると思っていた私の予想に反し,て,表現方法に関心をもったので,
「この型でまとめるのに,何を調べるといいかな?」と聞いたら,
子「ビフォーの状態です。」「その家の問題になるところです。」「そうそう,押入れ開けると階段とか」
「あと,その後の様子です。」「匠の『技』です。(おー!)」
私「あとないかなあ?」
子「え~…?」
私「ほら,だいじなもの」
子「?」
私「ほら,人。」
子「あ,わかった,今回の相談者!」
私「そうそう。で,だれかな?」
子「え~?石巻市民?」「昔,市じゃないって。」「んじゃあ,石巻の人々?」 ていう感じで進みました。
(これは以前にミクシィにUPしたものです)
| 固定リンク
「授業実践」カテゴリの記事
- ちょっと変えてみた(2013.08.29)
- 社会科ネタ(2013.04.17)
- 火事から暮らしを守る(2013.04.16)
- ばらの谷(2012.07.04)
- ネタを開発せねば(2012.01.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは、JJさん。
「楽しくなければ、授業じゃない」
大賛成です。
授業をなんとかして、楽しいものにしようとしてみえる。
がんばってみえますね。
投稿: カワセン | 2005年11月19日 (土) 17時46分